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(再掲載)私は誰⁉️正規版(5)小山内教授との再会(1分で読める小説)


小山内教授がいる場所に着いた。
小山内教授は入口で出迎えてくれている。
遂に私は、小山内教授にお会い出来た。
だが、顔は記憶に無い。
皆さんが言う様に、
上顎と下顎の噛み合わせが悪そうだ。

「待っていたよ、水原君。私を覚えていないかい?」
と、言われた様な気がした。
噛み合わせが悪いせいか、発音が悪い。
また、滑舌も良くない。

私は、今までの事の次第を全て話したかったが、
それは結構な時間を要する。立ち話で、できる訳も無い。
私達は、ビルの一室に案内された。
「記憶を復活させるマシンは此処にはない」と言う事だった。
私は、直ぐにでも記憶を復活させて欲しかったが、
小山内教授にも都合があるのだろうと思った。

それに、妹が気になる。
私は、妹の全てを未だに信じていない。
悲しい事だが、現在の私の偽らざる心境だ。
妹を、別の部屋に待たせ
私は、小山内教授に私の想いを全て話した。
小山内教授は静かに頷いていた。
そして、涙ぐんでいた。
私の想いを理解してくれたみたいで、嬉しかった。

研究所は此の場所から離れた所にある。
秘密の場所である。

小山内教授の話だと、「僕には妹がいたと聞いていた。
それも血の繋がりの無い妹で、父の再婚相手の子供だ」と
僕が言っていた、と 小山内教授は語ってくれた。

彼女は本当の妹なのか?
その可能性は大きくなった。
研究所に妹も来ても良いと、小山内教授は言ってくれた。
ただし、二人とも目隠しが必要だと言う。
妹も了承し、研究所に向かった。

五分ぐらい車で走ると、研究所に着いた。

研究所の中に案内された。それまでは、目隠し状態。

研究所には立派な椅子が置いて有る。
私の記憶には無かったが、懐かしい感じがした。

「此のマシンで水原君の記憶を復元する」
と小山内教授に言われた様な気がした。
他のスタッフは誰も居ない。

「先生、他の人は居ないのですか?
先生一人で、実験を行なっているのですか?」

「日本にいた頃は、君ともう一人で研究していた」

「もう一人いたのですか?」
此の言葉は、私にとって衝撃の言葉であった。

「その人はどうされたのですか?」
小山内教授からの言葉は、私の予想通りの言葉だった。




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