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(再掲載)私は誰⁉️正規版(6)遂に記憶が戻る



日本を離れアメリカに研究所を移したのは、理由があった。
「この研究は、実用化されると人に凄い影響を与えるが、
間違った使い方をすれば、人類を破滅させる、
核兵器みたいな存在であると。
そして、ある組織がこの研究に目をつけ、
狙っている」と
言う事を小山内教授は聞きつけた。
「その組織のスパイをしているらしき人物が、
私以外のスタッフだった。」
と言う事を、私に話してくれた。

アメリカに着いた今は、小山内教授一人で研究している。
私も直ぐに来る予定だったが、事故に遭い来れなかった。

妹は私達の話を黙って聞いていた。
此の場所に居るのは、私達三人だけである。
妹に此の様な話を聞かせても大丈夫だろうか?
小山内教授は、あえて妹に聞かせる様に話している。

私の記憶が元に戻れば、此処に居る妹の正体も分かる。
それまでの辛抱だ。

私はマシンである椅子に座らされた。
頭にヘッドギアな様な物をつけられ、
あまり気持ちの良い物ではない。
電気の線の様なものが、何本もある。
電気椅子で処刑されるみたいに。

私は静かに目を閉じた。
頭に衝撃が走った。
さまざまな映像が映る。浮かんでは消えまた浮かぶ。
子供の頃の映像、大学時代の映像が見えたと思ったら、また子供の頃の映像、何の脈絡もないままに写し出されている。
そして、最近と思われる映像が浮かんだ。

それは、、、、、、、。






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