Photo by yopei_mind ある夏の夜の出来事(6) 1 ボーン 2023年9月3日 11:11 6「貴方は、美味しいそうね。私の好みだわ。この前の男は、女性経験が豊富な男で、最悪だったのよ。栄養にするなら、純情な可愛い男が良いのよ」と、今までの優しい声では無く、冷酷で悪魔の響きにも似た言葉が飛び出してきた。僕は意味不明の言葉に、反射的に身を翻したが、女の手は僕の腕を掴んでいる。凄い力だ!女性の力では無い!「何をするんだ、離してくれ!」と、叫んだが、腕が熱い。……何だ!この熱さは?まるで真夏の太陽にジリジリと照らさている様な熱さだ…「離せ!腕を離せって言っているだろう!」私は怒りにに任せて彼女に言った彼女は私の顔を見て微笑んでいるがその瞳は冷酷で獲物を得た虎の様な鋭い眼光である。「熱い?大丈夫よ。もうすぐ終わるから。美味しいよ。貴方の身体は。・・・・」「離せ!・・・誰か、誰か助けてくれ」と、大声で叫んだが誰も居ない「静かにしなさい!馬鹿な男ね。もう私から逃げられ無いのよ」と、言って女は私の体をハグして来た。普通は、恋人同士の抱擁の場面であるが、私の身体は猛烈な熱さに耐えきれない。意識を失っていく私が見えた。どれ位の時が経ったのだろうか?私はあの公園の上を彷徨っている。誰かに伝えたいのだが、誰にも伝える事が出来ない。私は死んでいるのであろうか?!だが、私は誰に殺されたのか?も解らない。あの女は一体誰なんだ?https://note.com/yagami12345/n/n673341de1da1 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #ホラー #売れないKindle作家 #売らないkindle作家 #冷酷 #売れてるkindle作家 #猛烈熱女 #くだらない物 1