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(新)ブラックドクター(7)(1分で読めます)


ブラックドクターの前に現れたのは、猫だった。
貴賓溢れる可愛い猫。
「この猫は、君か?」
と、思わず聞いてしまう。
首を縦に振り、うなずく猫の松原千恵子。


可愛いさのあまり思わず抱きしめ、
ひざの上に乗せるブラックドクター。
ブラックドクターは猫好きだったのか?
だが、猫は嫌がりブラックドクターの顔を引っ掻いた。
驚いたのはブラックドクター。
…優しく抱きしめてあげたのに、引っ掻くとは何事か!…
との想いが先にたった。
「痛いじゃないか!馬鹿女」
と、罵り猫をひざから放り出す。

「辞めてください、ケガワラシイ」
と、猫が人間の言葉を喋る。

「もういい!変身できるのは解ったから、
元に戻れ!」

と、怒りの声で命令する。

元の姿に戻り、松原千恵子は言った。
「このスーツの凄さはお判りでしょ。
私の依頼を受けてくれますか?」

「解ったよ、貴女のクローンを作りましょう。
どの様にそれを成長させてクローン人間にするのか知らないが、クローンの卵なら作れるよ。」
と、馬鹿にしているかの様に見下げて言う。
だが、松原千恵子は何も動じない。

そして、契約は成立した。

そして数日後、彼女は自分のクローンの卵を
彼から受け取った。
(その様子は割愛します。
何故なら作者がクローンについて何も知らないからです)
次に続く

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