クズにされたもの(140字の小説)➕追伸
僕はクズになった。
いや、クズにされた。
僕だって、立派なものに成りたかった。
なのに、クズにされた。
他のものたちは、立派に存在し人に感動を与えている。
なのに僕は人の役にも立たず、感動も与えない。
同じものに産まれて来たのに、人の行為で価値が変わる。
本当に不公平だ
僕は、ゴミ箱の中にいる。
追伸
同じ紙に産まれてきたのに、価値が決まるのは、
その紙に書かれた内容で価値が変わりますね。
落書きや、メモなど大きな価値がない。
大切な事や、機密事項が書かれた紙は大切に扱われる。
最も顕著なのは、お金であります。
あれも紙に印刷されているだけで、価値が出ますね。
同じ紙なのに、差が出てしまう。
人も同じかも知れません。
同じ人間なのに差が出るのは、自分の持つ哲学の差かも知れない。
人間一人一人の命は平等なのに、その人の持つ哲学や
その人の行動で、大きな差が出てしまう。
紙は人任せだけど、人間は主体性を持っている。
より良い自分になるのは、自分次第ですね。
自らクズには成りたく無いですね。
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