Photo by waraineko ある夏の夜の出来事(8) 1 ボーン 2023年9月3日 11:22 8もうあの女性とは会う事が出来ないのか?!と諦め掛けていた時、偶然に彼女と出会った。それは奇跡と言っても良い事であろう。急に降り出した雨の中、俺はタクシーを待っていた。時刻は午後の8時である。最近残業ばかりで嫌気がさしているのだが、そう簡単に会社を変わる事は出来ない。家族も居ない俺だが、生活を維持する為には我慢が必要だ。タクシー乗り場には何人かの列をなしていた。その列の中に彼女が居た。紛れもない、この前会った女性だ。酒の強い女性だ。俺は素早く彼女に接近し挨拶をしたが、彼女は俺を覚えていないのか、不審そうな目で見つめてくる。「ああ、この前のお店で会った人ですね」と、余所余所しい態度は、俺を腹立たせた。……この女、あれほど飲ませてやったのに、俺を覚えていないのか?!……と、怒りの感情が湧いてくる。だが、その感情を俺は押し殺し、この女を物にすると言う下心が芽生えた。俺は強引に彼女の腕を取り、タクシーに乗り込む。無理は承知で彼女をホテルに誘った女は嫌がる素振りは全く見せない。……遊んでいる女だな。その様な知的な顔をして、意外と淫らな女か!……と、かってに俺は思い込んでいるホテルの部屋に入ると、女は俺の顔を見て、罵る様に言った「私の好みでは無い男だわ。でもいいわ。少しお腹も空いたし、我慢するわ😣」と、平然としている……この女!許せん……と思い強引にベッドに押し倒す。……熱い、何だこの熱さわ。……女から離れようとしたが、離れられ無い。「やっぱり、私の想っていた通りだわ。美味しく無いわ。貴方、女性を粗末に扱っているでしょう。自分よりも下に見ているでしょう。女なんて、欲望の捌け口ぐらいに想っているでしょう!許せ無いわ。そんな奴わ。此処で蒸発してしまいなさい」……何を言っているんだ、この女わ。・・・・ 熱い離してくれ!……俺の身体が蒸発するかの様に消えていくのが見える「熱い、誰か・・・た・す・け・て・くれ〜」俺の意識はこのホテルで彷徨っている。https://note.com/yagami12345/n/n6ac7c0e40126 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #売れないKindle作家 #売らないkindle作家 #蒸発 #売れてるkindle作家 #猛烈熱女 #くだらない物 1