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夜からの手紙(410字の小説)➕追伸


私には深夜に手紙を送ってくれる人がいる。
彼はその手紙を「ミッドナイトトーク」
と、名付け送ってくる。
私は手紙を読むたび、生きる勇気が湧き喜びがでた。
彼とは遠く離れており、お互いの顔も知らない。
なのに、心を通わせお互いが信頼しあっている。

彼に会いたい!
だけど私の身体は病気に蝕まれ動く事もできない。
病気と知りながら、彼は毎晩手紙をくれる。
振り返えれば、私の人生は苦難と病気の
連続だった。
生きる希望をなくし希死念慮に取り憑かれた私。
いつ自殺しても、不思議で無かった。

不思議な縁で彼と知り合い、
お互い顔も知らぬまま、文通を始めた。
彼は私の悩みを真摯に聞いてくれた。
彼も自分の事を、隠す事なく手紙にした。
いつしか私達は、義兄妹の契りを交わした。
それは、三国志に出てくる「桃園の誓い」と同じ。
私は兄に会う為に、幽体離脱を試みる。
そして、遂に兄に会う。
兄の意識の中に飛び込み、
夢の中で兄に会ったのだ。
だが、もう字数が無い!
ここまでか!

追伸
嘘の様な本当の話

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