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初代「ゴジラ」(昭和29年)を鑑賞、ゴジラ生誕70周年で作品放送が多い幸せ😊

 連れ合いが録画してくれていた初代「ゴジラ」(昭和29年)を鑑賞。監督は本多猪四郎、原作は香山滋、音楽は伊福部昭。今年はゴジラ生誕70周年で作品放送が多い幸せ。
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初代ゴジラ映画🎬ポスター


 海底の洞窟に潜んでいた侏羅紀(ジュラ紀)の怪獣「ゴジラ」が、たび重なる水爆実験で安住の地を追われ、東京に上陸して破壊の限りを尽くす(以上、公式解説)。
 主演の尾形秀人は若き宝田明、ヒロイン山根恵美子は河内桃子、山根恭平博士役に志村喬、芹沢大助博士に平田昭彦、チョイ役で若き日の菅井きん。まだ白黒映画である。しかし傑作である。戦後10年未満で、この映画とは感服。これは怪獣映画であると共に、米ソへの原水爆反対映画である。この映画を観た時に、広島・長崎に原爆を落とされた日本人の大半は、きっと怒りに震えただろう。
 そして怖しい武器「オキシジェン・デストロイヤー」を開発した芹沢大助博士の煩悶。原爆、水爆に続く第3の最終兵器を完成してしまったことへの悔悟。さらに芹沢博士が好きだった山根恵美子さんが、尾形秀人に心を寄せていたこと。そのことで起こる衝撃のエンディング。そしてあの名曲と咆哮が鳴り響く。とにかく今観ても新鮮。作品の崇高さに、ずっと泣きっ放しだった。

首都を蹂躙する初代ゴジラ
最終兵器「オキシジェン・デストロイヤー」

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