私の光る君へ〜大河「光る君へ」43話・輝きののちに・雑感〜見逃した方もどうぞ
1014年7月6日 中宮姸子は姫皇子を安産。
道長がっかり。(ひどい)
【姫は禎子、後三条天皇の母となる姫で大事…姸子うれしそう💛】
遡る2月9日と3月12日 内裏火災
三条帝 枇杷殿・仮内裏へ。
皇太后彰子は、藤原頼通邸・高倉殿へ、式部も一緒。
高倉殿では、(定子遺児、彰子養子)敦康親王が妻・祗子女王と共に暮らす。頼通の妻・隆姫女王と祗子が姉妹の故。
敦康は彰子と再会。穏やかな挨拶を交わし、前年婚礼した妻も紹介。
【敦康役・片岡千之助、大人の時期になり安定の衣冠束帯姿】
3月14日より前 内裏
道長、道綱と共に、三条帝に退位を迫る。
(二度の内裏の焼失=天の怒り)
帝は立腹。
【凄い顔の道綱は訳分からず来たか…帝にはこの二人だけが血縁の叔父…ぞっとする切なさ】
式部は、源氏物語の続編執筆中。
【宇治十帖、不勉強⇔51帖・浮舟らしい「世の人の噂などくだらなく悪しきもの」と嬉しそうに書く式部。道長を信じてる?!】
内裏 政務報告
道長の声が小さい〜暗いから御簾を挙げよと言う帝。
御簾を挙げると文書が逆様。
【帝の耳目の不調は何時から❓実資は3/1に資平から聞いている~道長を含む何人かは知ってた❓】
土御門邸 早速の四納言会議
斉信は驚くのみ。行成のお気の毒の言葉に、公任は情に流されるな。俊賢、退位の流れづくりに協力の意思。
【公任の判断力は道長に近い、が、よく働くのは俊賢、凄い‼】
翌朝 行成が道長の直盧に
大宰府の大弐が欠員だから行きたい。
私のそばを離れたいと言うことか?
今の帝がご即位になって三年、私はかつてのように道長様のお役に立てておりませぬ。敦康様も平安にお暮し…ここからは財を増やしたい。
考えておく。
【よく働いてくれた行成。内心は複雑な道長の背中で場面転換】
高倉殿 彰子と敦康 向かい合ってお茶
敦康はこのまま生きていくのは虚しいと思っていたが、妻を迎え、共に生きていくものができ、心が楽になったと。
彰子は敦康を東宮にできなかったことを詫びる。
敦康は彰子を、昔自分はこの方を守らねばと思うほど儚げだったが、今は太い芯を持つ国母らしくなったと、笑顔で話す。
【史実はわからないが、薄幸の皇子にこんな時があったことを願う💛】
内裏
帝、実資を呼ぶ。実資は信頼できる蔵人頭を置くことを勧める。
帝、お前の息子はどうだ❓とか言う。【口は災いの源】
帝、今度は道長に、実資の息子(養子)資平を蔵人頭にと相談。
道長は、資平は蔵人の経験なく、蔵人頭は無理と反対。
怒って立ち上がる帝、狛犬にぶつかる。
道長、倒れ込んだ帝を助けながら
「お目も見えず、お耳も聞こえねば、帝のお務めは果たせませぬ」と。
「譲位はせぬ! そんなに朕を信用できぬなら、そなたが朕の目と耳となれ!」
【道長は伊周の嫡男道雅、道兼の三男兼綱を、蔵人頭に推薦。帝にも身内で、道長側近でもない。伊周と道兼への手向け❓
先日の退位要請は棒読み⇔今回は叔父の情❓】
高倉殿 可愛い敦成親王が藤式部先生、女房達と偏継遊び
道長が来て、敦成に学問は良き博士に❣と~帝の道はまた別❣
《後で、彰子と式部》
彰子は、父が帝を追い詰めていると聞き、政とはそんなに酷なものか、と。
式部は、男だったら政に携わりたいと思ったこともあるが、今はそう思わない~人の上に立つ者は限りなく辛く寂しい、と。
敦成が帝になれば、政は父の思いのままかと言う彰子に、式部は道長は皆を蔑ろにする政はしないと答える。藤式部は父上贔屓と、彰子は不満げ。
【政治的実体としてその方法論しかなかったのだろうが、従兄妹同士の婚姻を二組作り、叔母と甥の婚姻が続く。医学なき世とはいえ、やり過ぎだと…】
内裏
帝は病を認め、実資に左大臣から自分を守ってくれ、と懇願。
《結果、実資は道長の直盧へ 人払い》
帝を責めて帝の心と体を弱らせるのは、良い方策とは言えない。
このまま左大臣が己を通せば、皆の心が離れてしまう。
(離れるとは思わぬ。私は間違っていない。)
幼い東宮を即位させ、政を思うがままにしようとしている事は、明白。
(左大臣の20年、思いのままの政などした事はない。したくてもできぬ。)
左大臣の政とは。思うがままの政とは。
(民が幸せにできる世を作る事)
民の幸せとは。
(…)
左大臣に民の顔は見えているか。幸せなどという曖昧なモノを追い求めるのが、我々の仕事ではない。朝廷の仕事とは、何か起きた時に真っ当な判断ができるように、構えておくことだ。
(志を持つことで、私は私を支えてきた。)
志を追いかける者が力を持つと、志そのものが変わる。それが世の習い。
(…おい…《苦笑》意味が分からぬ)
帝の譲位、今少しお待ちください。
【秋山氏は何を言っているか自分でもわからなかったと、言うが、凄い緊張感❣人類の未来が闇に紛れそうな夜。民の顔を見ようとし、何かあったらの時を考えてくれる為政者❣実資のお陰で譲位二年延びた!?】
内裏 宋から輸入の丸薬を飲む帝
娍子に薬を見せ、「この薬が効けば、そのうち目も耳も治る」と共に喜ぶ帝。
敦明親王が自分の友人、兼綱を蔵人頭にしてと頼みにくる。
帝は、敦明の言う通り宣旨。
実資、自分の息子ではない者を蔵人頭にした帝に憤慨❣
【薬は毒だった…無茶苦茶】
土御門邸 頼通、教通、その妻を含め家族の宴
教通と妻頼子(公任娘)の子を抱く倫子。
「美しいお顔が公任様に似ておられるわ。」
頼通と隆姫は仲睦まじいが、子がない。
隆姫に頼通の子を産んでほしいと道長が頼む。
頼通「私と隆姫は十分幸せにやっております」
宴の後
頼通、父の言葉に抗議、それへ母倫子曰く
「覚悟をお決めなさい。父上のようにもう一人妻を持てば、隆姫も楽になるかも…何もかも一人で背負わなくてもよくなるのですもの。」
頼通は憤慨し、自分の妻は隆姫だけと言って去る。
【頼通ってば、誰に似たのか、イイ人だわぁ💛】
《言い過ぎを指摘する道長に倫子の言葉》
私は本気で申しました。私は殿に愛されていない。
私でもない、明子様でもない、殿が心から愛する女性がいるのだと疑い、苦しんだこともございました。
今はその様な事はどうでもよいと思っております。
彰子が皇子を産み、その子が東宮となり、帝になるやもしれぬのでございますよ。私の悩みなど吹き飛ぶぐらいの事を、殿がしてくださった。
私とていろいろ考えておりますのよ。ですから、たまには私の方もご覧ください。
【長く続く倫子のうふふは怖くて…哀しい】
為時、任期を残し、帰宅
一家で出迎え、双寿丸がやってくる。
賢子の命の恩人として、紹介する。
為時はまひろに、親し気な賢子と双寿丸のことを、「お前はこれでよいのだな」と念押しする。
「昔は考えられなかったことも、あの二人は軽々と乗り越えております。羨ましい位に。」
【摂関時代は次世代まで続くが、武士の時代の芽は内包、という大河の視点がロマンスで表出…粋だわ】
目を病む隆家
見舞に来た実資に、大宰府に行けば、眼病を治す宋人がいると教わる。
道長の直盧へ
隆家は中納言職を返し、太宰大弐(大宰府長官代理)になりたいと平身低頭。
前年、狩りで木の枝で目を傷め、痛くて参内も辛い。
行成も大宰府に行きたがっていたので、道長は少し悩むが、隆家を太宰権帥(副長官)に。
行成は不満を言うが、道長は「行成は俺のそばにいろ」。
隆家は都を出ることをききょうに詫び、脩子内親王の事を頼む。
ききょうは、どこか吹っ切れたような落ち着き。
【この頃まで、清少納言が定子の家に仕えてくれていたと思いたい💛】
隆家の配下、平為賢に従い、双寿丸も大宰府へ。
ついていくと言うが、足手まといと断られる賢子。
賢子に婿をとって幸せになれという双寿丸。
賢子は、母に双寿丸に振られたと告白。
私の胸で泣きなさいと、手をひろげる母に賢子は笑い出す。
双寿丸の送別の宴。
【賢子せつないねぇ】
次回は「望月の夜」フィナーレ近し…でもその前に国難‼