
Photo by
tyawonigosu
老嚥って何?介護現場が抱える摂食嚥下機能低下の問題です
本日の引用は
です!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【老嚥とは老化による嚥下機能低下のこと】
・障害には至っていない、機能低下の状態
・健常高齢者でも3-5割の人は誤嚥しているという報告もいくつかある
・老嚥というのは、摂食嚥下障害の手前の、嚥下のフレイル的な位置づけ
・要介護の状態が摂食嚥下障害、自立と要介護の間にあるのが老嚥
・最も多い問題は老嚥と摂食嚥下障害の間にある
「老嚥という用語については、自分も知ったのは2.3年前だったような気がします。
おそらく養成校では嚥下障害は習っても、老嚥についてはあまり触れないのではないでしょうか。
そのため専門職やSTなどでは、ある程度広まってきていると思いますが、PT、OTさんたちからは用語の意味について聞かれることもありました。
ですが、現場にでてみるといわゆる老嚥の状態の方は多数いると思います。
今まで普通に食べていた方が、特にこれといった出来事もないのに、徐々にムセが増加して、食べらなくなってくる。
経過が長い老健や特養などは、特にあるのではないでしょうか。
老嚥の原因としては、
・嚥下関連筋群のサルコペニア(舌圧の低下、喉頭挙上範囲制限など)
・反射機能の低下(嚥下反射遅延)
・喉頭下垂
・口腔乾燥(唾液分泌の減少、薬剤の影響なども)
・感覚、味覚、嗅覚の変化
など、加齢による機能低下で、摂食嚥下障害の予備軍は増えていきます。
原因が分かることで、対応も変わってくると思うので、まずは老嚥という概念があることを知ることが始まりであり、広めていけると良いですね。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日の引用は
でした!