
オーラルフレイル、オーラルサルコペニア、口腔機能低下症・・・説明できる?
本日の引用は
です!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.オーラルフレイルとは
・柏スタディの報告では、要介護や病気になる手前の段階である全身のフレイルのうち、14%が口腔の崩壊から始まるとされている
・口腔の崩壊が原因となって、身体性、精神性、社会性も衰えていって身体的フレイルにいたる、この全身のフレイルの中の14%を口腔のフレイルとして、オーラルフレイルというのが1つのとらえ方
・老嚥や口腔機能低下症も含め、口腔の衰えが始まっている状態を広くオーラルフレイルといおうというとらえ方
「オーラルフレイルってどういうこと?
と聞かれたときに、すぐに答えられる、分かりやすく説明できる。
というのは、今後STは特に求められるかと思います」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.オーラルサルコペニアとは
・筋肉の萎縮と機能低下によって起こる口腔機能の問題がオーラルサルコペニア
・筋力では最大舌圧値が20kPa以上というのが一つの目安
・筋量では超音波で舌の厚さを計る、CTでオトガイ舌骨筋を計るなど行われている
「オーラルサルコペニアという概念があっても良いのではないかと、引用の参考書には表記されていました。
オーラルサルコペニアの場合は、筋肉のことだけを言うので、分かりやすくイメージしやすいというのも、良い点ですよね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.口腔機能低下症とは
・歯科では口腔機能低下症という新しい歯科疾患名を入れようという働きになっている
・口腔機能低下症の診断基準には、口腔不潔、口腔乾燥、咬合力低下、舌口唇運動機能低下、低舌圧、咀嚼機能低下、嚥下機能低下の7項目があり、3項目以上該当することで、診断される
「口腔機能低下症は、診断基準がはっきりしているという点が良いですね。
ですが、機器が必要な検査も多いので、簡便に行えるという点では、課題もありそうです」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.臨床目線の簡便な診断基準と介入提示が今後必要
・サルコペニアであれば、下腿周囲長計測であり、カットオフ値は地域在宅高齢者で男性34cm、女性33cmで、入院高齢患者の場合、男性30cm、女性29cm。
・オーラルサルコペニアの診断基準が今後求められる
・筋力トレーニングをすると舌圧が上がり、舌圧の回復が最初に現れる
・舌圧と舌骨上筋群の強化を合わせて行うのが一般的
「嚥下のトレーニングで重視されるのは、舌圧と舌骨上筋群が一般的ですが、具体的な数値やエビデンスに関しては、まだ不足している印象です。
最近では舌圧計もありますし、簡便なものでいえばペコパンダなどもあるので、上手く活用していきたいですね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日の引用は
です!