「北伝仏教と大乗仏教」
**北伝仏教**とは、仏教がインドから中国や朝鮮半島、日本などに伝わったものを指します。この仏教の中で、特に「**大乗仏教**」という考え方が広まりました。
**大乗仏教**は、「大きな乗り物」という意味があり、すべての人を救うことを目指す仏教のグループです。大乗仏教は、お坊さんだけでなく普通の人たちも含めて、みんなを救おうとしています。また、大乗仏教では「仏さま」や「菩薩(ぼさつ)」と呼ばれる特別な存在が大切にされています。
大乗仏教は、紀元前後にインドで始まりました。その後、中央アジアを経てシルクロードという道を通り、中国や朝鮮半島、日本に伝わりました。
このように、**北伝仏教**と呼ばれる理由は、この仏教がインドから北の方へ伝わり、大乗仏教がその中心にあったからです。