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(再更新)新卒3年目 | はじめての転職|退職編
経歴
2022年4月に某無名企業へ新卒社員として入社しました。
この会社は不動産から人材まで10社ほど持っているコングロマリット企業でした。
入社後、すぐに営業研修が2か月ほど行われ、私は営業研修のポイント合戦で1位の成績をとった特典として、
好きな会社(事業)を選ぶことができました。
最終的に、NFT系の事業か大型イベントの事業を選ぶことになり、地域創生や自分自身の成長の観点から、イベント系の事業を選ぶことにしました。
今考えると、自分自身のキャリアもしっかり考えず(納得せず)決めてしまったな、と反省しまくっています。
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前社の強みと弱み
創業20年の会社なので、人材系の会社をはじめ多くのお取引様とつながっている部分は会社の強みでしょう。
ただ、会社としても大型イベントの経験はなく、企画運営経験のあるお取引さまへノウハウの共有をお願いしたわけですが、最終的に計画は頓挫してしまいました。
ここらへんの話は、また後日記事にさせていただけたらと思います。
ヒラ☛部長へ昇進
入社から2年が過ぎ、3年目に突入した時、私の肩書は部長になっていました。
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その間、
BtoCの営業
BtoBの営業
イベント現場でのディレクション
業務簡素化・効率化など
さまざまな業務を遂行しました。
自分の給料を下げなければならなかった
ところで、【部長】といえば、だいたいの年収が頭に浮かぶのではないでしょうか。私自身も年収には結構期待しました。
事業部発足の3か月後に数字合宿(各事業部長が合宿し、会社の予算を確定させる幹部会)を行ったのですが、
その準備のために、事業部のPL(Profit and Loss Statementの略で、損益計算書)を自分で引いたとき、唖然としました。会社が目標とする金額にまったく足りないのです。
自分の給料を上げたい~とかのんきなことを言ってられない。
このままでは、部が存続できない。そういう結果でした。
結果的には、60万ほど自分の給料を下げざるを得ませんでした。
今思うと、どうして私が会社を守らないといけないのか、会社が私をまもってくれよ。とつくづくおもいますが。
方法は自分で考えてくれ
さて、PLを引いてみてわかったことは部として前年比の5倍の売上を求められていた。ということ。
知識も経験もなかった私は、取締役の岡田さん(仮名)にどうすれば売上を達成できるのか聞いてみると、
岡田「それを考えるのが君の仕事だよ」と。
この言葉を聞いて悟りました。
会社もどうすればいいのかがわからない。しかし、「わからない」はプライドが許さないから言わない、
だから責任転嫁をする。という構造でしょうか。
まわりは守ってくれなかった
仕事量と責任は増え、給料は下がるということです。
事業部発足から5か月後、責任転嫁の構造が以外なところで表出しました。
2週間に一度の定例ミーティングで、社長から烈火のごとく詰められたのです。
激詰めされた内容は、もちろん社長自身がGOサインを出した内容です。
定例MTGには一緒に数字合宿に出た取締役も全員出席していました。
その瞬間頭が真っ白になりました。
うつ症状と退職
次の日、PCを見ると止まらない嗚咽と動悸、身体のだるさが出るようになりました。
まさか…
私はもともと人と話すのが好きで、声が大きく、よく笑い、「あなた悩みなんてないでしょう?」と言われることが多々あるようなはたから見たらとても明るい人物です。
ネットで当時の症状を入力すると、”うつ”の表示が。
「そうか。私はうつなのか。」
ショックというより、しっくり来ました。
そのあとは、すでに走り出している案件へ1か月ほど入って稼働し、有給消化をし7月に会社を退職しました。
この間に、2年間で関わったほぼ、すべての関係者や取締役への報告などを経ての退職になったわけです。
温かい言葉もたくさんいただきました。
ここについても詳細は後日書かせていただきます。
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責任逃れの弊害
私自身、会社から抜擢人事で部長になり(させられ)、
会社が定める売上(根拠は不明)を求められました。
そして、未達の場合はどうなるかというと降格なのです。
事業部から課(or係)になり私自身も降格になります。
会社が事業部としてスタートさせた時期と数字合宿の時期を考えると、
経営陣がPLを引かずに(前年比の5倍の売上が必要だとは思わず)見切り発車でスタートさせたと言わざるを得ません。
実際社長とは、数字合宿中の雑談のなかで
やーるう「結構厳しい数字ですよ。」
社長「え?大丈夫っしょ!結構余裕だよね?」
というやり取りもありました。
仮に事業部が廃止され、降格になったとしても、「私の」能力が低いため。となります。経営陣のメンツは保たれるわけです。
会社は守ってくれないどころか、攻撃してくる。同じ仲間のはずなのに、です。
これによって、私は精神的に追い込まれてしまった。
まとめ
ネガティブが多めで申し訳ございません。
私は、前社を悪く言うつもりはありません(嫌いですが笑)。
ただ、事実として、能力以上の仕事や責任とそれに値しない低すぎる報酬は人ひとりを壊すのに十分すぎる威力があるということです。
私と全く同じという経験をしている人はまずいないと思いますが、
無名企業からの初転職が20代後半という要素を持つひとは意外と多いのではないかと考えています。そのような方へ勇気を与えられたらこの上ない幸せです。
次回は、転職サイトなどについて記事にしていきます!お楽しみに。