本当に大事なものは何か
今手の中にあるものに気づくこと。
綺麗事とかではなくてちゃんと今私の周りにあるものを見れるようになるまで時間がかかった。
今周りにいる人、それから私の家、服....。全部私が選んだものだし私の周りにいてくれるものたち。
それらを失ってからその大切さに気づくなんてそんな悲しいことにはなりたくない。
今同じ時間を過ごせてることをちゃんと味わう。
これを今意識しながら少しずつ実践してる。
昔からこうやって、今の時間に浸りきることをしたことがなかった。
私の親がそもそもそうだったから。
小さい頃の記憶を辿ってみると、父も母もいつみても今に居ない人だった。
母は常に明日のために、未来のためにと生きている。
帰ってきた時のために、みんながご飯を食べてる中急いで掃除をしたり。今、今が過ぎていくことをまるで知らないみたいに。
未来のために未来のためにと生きていて、今自分がどうしたいか?を優先しない。
やりたくないなら休むとか、今こっちがしたいから帰ってきたとき多少動くことになるけどやりたいことを今やる、とか。
そんなことをしてるのをまるで見たことがない。
今したいことを今しないと、次の瞬間にはしたくなくなるかもしれない。
母にも今を生きられるようになってほしい。
父は逆にずっと過去を反芻しているような人。
昔の嫌だったことやそれに付随して起きたネガティブな感情をいつまでも抱えている。
この世は3次元だから過去と今は繋がっているように思うかもしれないが、本当は過去も今も別物なんだと私は思う。
だからこそ、過去の出来事を無意味に背負うんじゃなくてどう今に繋げるかの材料にしてしまって、それが済んだら捨てればいいと思う。
でもずっと過去の傷に何度も何度も傷ついている。
父もいつか今を生きられるように、なれますように。
私は過ぎる今をゆっくり感じながら心をここに置いて生きていきたい。