戯言㉗『土曜日の朝には素敵じゃないか』
ベッドのうえで寝ぼけまなこをこすりながら隣で眠る君をうしろから抱きしめるその週に犯されたすべての罪が許されるようなそんな気分になる
寝そべりながらお気に入りの曲をかけて君が淹れるコーヒーの香りを楽しむその週に並べられたすべての嘘が許されるようなそんな気分になる
てきとうな服に着替えて土曜日の朝の道を君とゆくその週に重ねられたすべての不義理が許されるようなそんな気分になる
土曜日の朝にはすべてのものから解放される使い古された言葉たちを思わず書き連ねても許されるようなそんな気分になる
【あとがきのような何か】
今朝、The Beach BoysのWouldn't It Be Nice(素敵じゃないか)を聴いていたら、思わずつぶやきたくなってしまいました。
まさに戯言。大量消費社会で消費され尽くされたような詩を凝りもせず再生産してしまいました。せっかくの朝なのに、自己嫌悪…。
というのは冗談ではありますが、皆さま、素敵な週末をお過ごしください!
あなかしこ
あなかしこ
▼Wouldn't It Be Nice(素敵じゃないか)
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