TYFM①『雨の日』−第1編− ~洋楽の章~
Thank You For the Music
-the song I'm listening-
On a Rainy day #1 (Western Music)
【はじめに】
なんとなしにはじめてみました。
とある日の、とある朝、とある昼、とある夜に、聴きたくなるかもしれない、とある曲を、ボクの錆びついた音楽の引き出しからとりとめもなく引っ張り出させていただこうと思います。お耳に合わない方がいらっしゃいましたらスミマセン。
ちなみにタイトルの"TYFM"は"Thank You For the Music"の略語として誠に勝手ながら造らせていただきました(なんだかラジオ局っぽい響きですね)。サブタイトルもなんだか見覚えがあるような…。ABBAのメンバーご本人様もしくはファンの方が読んでいらっしゃいましたらゴメンナサイ。
ほかにも粗相が多々あるかもしれませんので、先んじてお詫び申しあげます。モウシワケゴザイマセン。
記念すべき、否、記念するほどでもない第1回は『雨の日』-第1編- ~洋楽の章~。朝の節、昼の節、夜の節に分けて3曲をお届けします。
※それぞれの曲名と歌手名にはWikipediaのリンクを貼っています。リリース年には『年代流行』というWebサイトのリンクを貼らせていただいています。その年の出来事や流行ファッション、新商品などを簡潔にまとめてくれている便利なサイトです。なお、『年代流行』運営者の方とボクとの間には、広告等、一切の利害関係はございませんのでお含みおきください。
▼『年代流行』の詳細はこちらをご覧ください。
【朝の節】
原題:Raindrops Keep Fallin' on My Head(邦題:雨にぬれても)
歌手:B.J.Thomas
リリース:1969年
Wiki情報によると、こちらの曲は映画『明日に向って撃て!』の挿入歌だそうです。この映画の原題は"Butch Cassidy and the Sundance Kid"。最近は日本も国際化(?)に伴い、海外の映画や音楽に邦題がつくことが少なくなりました。かつては訳者の方が、映画を何回も見て、曲を何回も聴いて、台詞や歌詞を頭で理解して、すべてを心で感じ取って、邦題をつけていたんでしょうね。『明日に向って撃て!』にしても『雨にぬれても』にしても、語感よし・語呂よし。思わず震えてしまいます。と、選出理由とは全く関係がないことをつらつらと書いてしまいましたが、今後、邦題のないものに関しては、勝手につけてみようかしら…。たぶんセンスないけど…。
【昼の節】
原題:Alone Again (Naturally)(邦題:アローン・アゲイン)
歌手:Gilbert O'Sullivan
リリース:1972年
明るく親しみやすい曲調とは裏腹に、歌詞はなかなか重い内容。簡単にまとめると(ひとつ一つの言葉に意味や思いが込められているのでまとめちゃったら野暮だとは思うのですが…)、「彼女に捨てられて、お父さんが亡くなって、お母さんも亡くなって、いつの間にか一人ぼっちになっちゃったよ〜」といった内容。ボクも最近、オジの死やパパの脳梗塞、ママンの死など、悲しいことが続いている状況なので、そんな心情をこの曲に重ねたのかもしれません。ちなみに邦題はそのまんま『アローン・アゲイン』。まあ、それで十分に意味が通じますもんね。ここでボクは余計なお世話かもしれませんが、邦題を勝手につけさせてもらいました(これもまた野暮ですが…)。『心はいつもなおざりに』。う~ん。我ながらしっくりきませんね~。気を取り直して【夜の節】にいってみましょう。
【夜の節】
原題:The Gentle Rain(邦題:不明) ※リンク先は英語です
歌手:Astrud Gilberto
リリース:1965年
ボクはAstrud Gilbertoが歌っているものしか知らなかったのですが、原曲は映画のサントラ用にLuiz Bonfáが作曲したボサノヴァです。最初はインストとして作られたっぽくって、後に歌詞がつけられたものと思われ(たぶんですが…)、様々な人にカバーされてきたジャズのスタンダードです。Astrud Gilbertoのアンニュイな歌声が夜に一番合うのと思い選曲させていただました。かの有名な”The Shadow of Your Smile"という曲名がタイトルのアルバムに収録されています。ちなみにですが"The Shadow of Your Smile"の邦題は『いそしぎ』。初めてこの日本語を知りましたが、シギ科の鳥のことだそうです。曲が使われた映画"The Sandpiper”の邦題(=直訳)が『いそしぎ』で、この曲もそう呼ばれることがあるようです。と、少し話がそれてしまいましたが、お待ちかねの「邦題つけ放題」のコーナー。"The Gentle Rain"は『優しい雨』なんて普通に訳せばいいじゃないですか?また、ボクは余計なことをしちゃうんです。冠詞の"The"に引っ張られて『あの日の雨』なんてつけてみましたが、いかがでしょうか。『優しい雨』でも十分に美しいタイトルなのですが、どうしても違う名曲が頭に浮かんでしまうので…。誠に恐縮です。
【あとがき】
書き終わってから気がつきましたが、3曲とも映画音楽でしたね(ちなみにボクはこれらの映画は観たこともありませんし、そもそも生まれてもいません)。いろんなサイトを訪れながら、曲を聴きながら、歌詞を調べながら、邦題を考えながら書いたら、結局はそれぞれ、長々とダラダラとメリハリのない説明になってしまいました。こちらのシリーズ、ボクの能力不足で内容がうすいうえ、時間と労力がずいぶんとかかるので、今後、続けられるかどうわかりませんが、次回は雨の日の邦楽とかになるんでしょうかね?【はじめに】でも書いていますが、ボクの引き出しは錆びついて歪んで傾いてしまっていますので、その点、ご了承ください。
あ、上に挙げた曲で、もし、素敵な邦題を思いついた方がいらっしゃいましたら、ぜひ「邦題つけ放題」のコーナー(コメント欄)までお寄せください。どうぞ、よろしくお願いします。
それでは…
『また逢う日まで』
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