戯言㉔『想像以下の僕は思った以上に...』
自分がかつて想像していたよりも
よっぽど心は狭くて
きわめて気は小さいし
お頭の回転はいまいちで
けっして品がいいわけでもない
大層な肩書きがあるわけでもなければ
たいして仕事ができるわけでもないし
ずばぬけた才能があるわけでも
見たくれがよいわけでもない
有名になったわけでもなけりゃ
稼ぎもそんなにありゃしない
夢は叶わなかったし
何度か人生を投げかけたこともある
かつての自分に言うなれば
理想の自分になれちゃいないし
手にできなかったものはたくさんあるけれど
それでも不思議とそれなりに
僕はいま幸せです
【あとがきのようななにか】
なにがあったというわけではありませんが、なんとなく呟いてみた戯言です。
かつては“できる”ビジネスパーソンをめざしてみたり、そうかと思えば夢を追って海外へ行ってみたりしたボクではありますが、そのどちらもうまくいくことはありませんでした。
そして現在、きわめて中途半端な人間として生きているわけですが、なぜだかそれなりに幸せです。少しずつではありますが、自分というものを受け入れることができるようになってきているのかもしれません。
年を経るにつれて、諦めることも多くでてくるわけですが、その分、幸せを感じる能力は少しずつ向上しているような気もする今日この頃。かつて自分が想像していたよりもよっぽどポンコツなボクですが、今日を生きながらえています。
あなかしこ、あなかしこ…
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