目標は、ゆるりと稼ぐ週末車中泊ライター ーーちゃいさん
今回はインタビュー記事の投稿。お話を伺ったのは、スラッシュワーカーズ(以下、SW)に参加している、ライターのちゃいさん。
コロナウイルスの打撃を思い切り受けた、2020年の新卒入社。旅に出やすくなることを楽しみにしていた上京を含め、全ての未来予想図が白紙に返された。そんな中でも、ちゃいさんは少しずつ行動を重ねて、週末はパートナーとバンで車中泊をするスラッシュワーカーに。
現状を変えるため、行動してきたちゃいさんの生活にはどんな変化があり、どんな学びがあったのでしょう。今回は、主にスラッシュワーカーになってからのことを聞いてみました。
ちゃいさんのスラッシュワークを覗いてみる
ーーもともと会社員だったちゃいさんですが、スラッシュワークをやってみてどうですか?
私はスラッシュワークと言いつつ、実は職業はライター1本に近いです。でも、ライターの中のスラッシュワークはしているかな。
ライターというカテゴリーには入っているけど、その中の執筆やディレクション、写真選定、写真のデザインとか。ある時は、さらにSNS運用の文章作りもできるという意味のスラッシュワークはしています。
カメラマンもたまにやるんですけど、常に並行して、いろんな違う仕事をしてるってわけではないです。
私はSWに入ってるけど、車中泊とライターってスラッシュワークかなって思いながら生きてます。
ーーライターって、総合格闘技ですよね。
そうなんですよ、本当に。
私はスラッシュワークだと思ってるぐらい、いろんなことしてます。
ライターとして稼ぐなら、例えばカメラマンとかもできた方がいい。
ーーですよね。写真もこだわり出すときりがないし。
そうそう。逆にいえば、カメラマンがライターとして働けると最強なんですよね。
ライティング自体を学んだら、どの仕事でもくっつけることができます。だからベースとしてあっていいし、そこから仕事を広げられると考えると、仕事として選択したのはあってるのかなと思います。
夢を叶えたスラッシュワーク
ーー今のスラッシュワークをしながら、旅をするという生活がかなった時に、最初にやったことは何ですか?
九州一周の旅をしました。
九州一周中は会社員ではなく、完全にフリーランスだったので、仕事しながらまわっていました。
今日この記事だけは書きたいって時は、カフェで4時間ぐらい書いて終わったら次の場所に行くとか。あとパートナーが仕事しなきゃいけない日は、2人でホテルにこもって仕事をしていましたが、それは私の中で結構自由度が高いなと思います。
実際、そのときは2週間ぐらい家にいなかったけど、仕事の収入的には前の月とほぼ変わらないぐらい。
ああ私、働きながら仕事できるようになったんだっていうのを、1番実感したのがその旅だったかもしれない。
ーー場所や時間を縛られなくても、自分のペースでやってしっかりお金稼げる実感も得られたんですね。
そうです。月の後半、帰ってからの仕事量をちょっと増やしたんですね。
そうやって調整すれば、月の半分仕事をして、月の半分遊びに行くとかも頑張ればできるんだろうなあっていうのが、ちょっと見えて来たんです。
自分の中でポテンシャル感じて良かったなっていう、初めての経験でした。
ーー場所や時間に縛られない生活を実現して、それまでの生活から変わったことについて、教えてください。
今までの生活で変わったことが3つあって。目覚めてすぐ仕事ができるようになったこと。あと自分の体調に合わせて仕事ができるようになったこと。
私、結構体調崩してるんです。旅行好きとか言いながら、旅行中に1回は体調を崩すし。でもできる時は、今日すごく仕事進むっていう日が全然ある。
会社は体調が良くない時も、場合によっては行かなきゃいけないじゃないですか。でも今って、途中で無理だってソファーで一回寝ることもできる。今日は2~3記事書こうって決めている日に、無理かもしれない、1記事だけ書こうってこともできるんですよ。
それができるのって納期はあるけど、それまでのスケジューリングを自分でできるからかなって思っています。それが自分の中では結構プラスでした。旅する時もその調整ができるようになったから。自分の中でゆとりができますね。
3つ目は、この生活になってからは当たり前のように毎週末旅行するようになったこと。車を手に入れたっていうのもあるんですけど。
週末何するっていう時に、どこに行く、どこ泊まるぐらいの話になるようになったので、そこは私の中で大きな変化かな。
会社員時代の「明日会社行かなきゃだから、ちょっとしんどい」と諦めることがあまりなくなりました。
スラッシュワーカーになったことによる気づき
ーー自分に合わせて、スケジュール管理できるようになったことが大きな変化なんですね。では、スラッシュワークをして、気づいたことについて教えてください。
フリーランスになって気づいたことは、常に課題を考えて仕事に取り組めるようになったって感じですね。
フリーランスって気をぬいたら10万円しかもらえなかったり、頑張ったら30万~40万円もらえたりもあるんですね。仕事が途中で切れちゃったら、一瞬でこれまであった収入がなくなることも全然あるんですよ。
だから、今のお仕事が絶対に続くものではないと思い始めて。よくするのが、継続でもらってる仕事はもちろん仕事するんですけど、もしなくなった時用に保険をかけて少し仕事を増やそうかなとか。
他にも今のように執筆だけじゃ自分の時間取られちゃうから、ディレクターとかで時間を減らしつつ、ちょっと単価が高いものをやるべきなのかとか、それをやりながらこれって私のやりたい将来と合ってるのかなとかをとても考えるようになって。
定期的にパートナーに話したり、自分で今これをしたくてこれをやってるんだけど、今これって合ってるかなとか、これやめたほうがいいかなとかをすごい真面目に考えられるようになります。
ーーそれ、すごい気づきですね。これからもずっとフリーランスかもしれないけど、絶対にそれって会社員に戻ったとしても必要ですし。
フリーランスの場合はそれしないと、本当に生活に関わるんですけど。
私で言ったら頑張り過ぎたら体調悪くなるから、それにならない程度を維持しつつ、でも収入上げたいって考えたりとか。
常に考えるようになりましたね。
ーー夢を実現したことで、得られた学びや気づきを今後の生活にどう反映させていきたいですか?
私の生活の目標は、ゆるりと稼ぐことなんです。
本当に私の生活ってゆるいんですよ。まあ月20万~30万ぐらいっていうので生きてるんですよね。
フリーランスって休日もがりがり働く働き方もあると思うけど、私は週末は遊びに行きますっていうタイプの人間。
週末車中泊したいから、ちゃんと平日webライターとして働いているような人間なので。よくあるフリーランスで最初にがっと稼ぐために仕事量増やすのは、あんまりしてきませんでした。
収入の壁で言うと、このゆるさで月収40万円達成できるようにしたい。このテーマは今後の私の課題かな。
どれだけお金が欲しくても、無理して働きたくないというのが正直なところなので。
週末は遊びたいし、子供ができたら子供との時間を取りたいけど、お金は欲しい。私、わがままなんです。
だから、スラッシュワークを増やさなきゃいけないなって思います。
今後来る妊娠、出産などのライフステージの変化で、自分があまり動けないときにも、お金が入ってくる仕組みを作らないといけないと思っています。
やっぱり、自分のキャパの中で発生させるお金の量を増やすのが大事なのかなって。
あとは、講師業のような1回でいくらかのお金が入るお仕事とか。ノマドニアのライターの講師したいなとか、正直思っています。スラッシュワーカーの中では目標の1つ。
ーーすごい素敵ですね。
本当にやりたいことはたくさんあるけど、でも、やっぱ大事にしたいのは自分がパンクしないこと。
フリーランスだからって言うのもあるけど、潰れないのが大事かな。
お金は止まっちゃうし。もうしたくないって進めなくなるなら、ゆるくでもいいから、やりたいことを増やして行く。
頑張る時はもちろんあってもいいんですけどね。
何のために仕事してるかは大事にしてほしい。私、基本好きなことは仕事にあんまりしてないんですよ。潰れちゃったら嫌だから。
超好きなわけではなくて、嫌いじゃないぐらいなものが続けられるっていう。
車中泊をして遊んで暮らしたいから、今ライターをやってるんです。
—------------------
夢を叶えて、週末はパートナーと車中泊を楽しむ生活を手に入れられたちゃいさん。
今後ライフステージが変化することで、ライフスタイルも変化していきます。それでも大切にしたいものを大切にできるちゃいさんなら、夢に一歩ずつ近づける、そしてその夢は広がり続けるだろうと思わずにはいられません。
ちゃいさんの今後の動向も要チェックです!
◎SNS
note:https://note.com/chay_alice
X(旧Twitter):https://twitter.com/chay_traveler
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?