メダカに思う
たぶん、何かで検索かけてヒットしたサイトなんだろうけど、なぜかそのまま残っていたのがあって
(貼り付けたURLに飛べればいいのだが…..)
初心者に対するメダカ飼育の注意点を示したページ
餌をやりすぎない、とか、ビオトープにする場合は肥料などに気を付けて、とか……
その中で自分が「そうだな」と思ったのは赤字で書かれていた「絶対に放流してはいけない」という文言だった。
以前、何かのグループで水産試験場に行ったことがある。
そこでは種の保存もかねて、いろいろな魚が飼育されていた。
その時に、説明役をしてくださった職員が同じことを言っていたのだ。
曰く「(都道府県レベルで)いくつもある河川毎に、それぞれの固有種があるから」とのこと。
下手をすると、河川の上流と下流で、それぞれ固有種が、というケースもある、らしい。
たかがメダカ、されどメダカ、なのである。
ペットショップで扱っているメダカとその河川の固有種とは微妙に遺伝情報が異なる場合もあるわけで。
それが「放流」によって、「交雑種」を生み出してしまう危険性もある。
生き物は安易に飼ってはいけないのだな、と、その時気持ちを新たにした
以下は引用先のサイトから:
「メダカを飼う時の約束
品種メダカは先祖をたどると黒メダカを元に生み出された魚ですが、
自然界には存在していない血統・特徴を持っているため、絶対に放流をしてはいけません。
また、日本原産の黒メダカも絶対に放流してはいけません。
日本に住んでいるメダカは地域ごとに「北日本集団」や「東日本集団」など、遺伝子グループごとに分けられています。
広い集団だけではなく、川毎に遺伝子の違いがあることもあります。
よその遺伝子グループのものを逃がしてしまうと、同じ「黒メダカ」ですが、地域ごとの遺伝的な特性を失ってしまう可能性があります。」
飼育するメダカは、一生を「自分のところで」責任を持たないといけない、ということなのだと、自分は理解した