【読書】叫びと祈り/梓崎優
ファンタジー、イヤミス、日常の謎、サイコパス、ホラー…色んなテイストのミステリーが楽しめる短編集。
1つ1つの話がどれも魅力的で、バラバラに読んでも十分面白かったんですが、
最後の1編で、物語が繋がって一気におすすめ度があがりました。
過去、未来、絶望、希望、友情。
色んな要素が湧き上がってくる感じが心地よかったです。
主人公、「斉木」はジャーナリストで世界各国を取材のため旅しています。
その行き先で起こる事件は、私たちには理解し難い感覚が原因で、どうしようもない無力感を味わうのですが
旅の雰囲気もあってか、どこか透明感や爽やかさを感じで不思議でした。