悪い物を見て学ぶことの意義
我々は子供の頃から「良い物を見て真似しなさい」と言われ続けてきました。書道、絵、みんなお手本があり、そのお手本を真似することからスタートしたはずです。けれども、実は「悪いもの」を見た方が勉強になるかも、というのが今回のテーマです。いつも通り鉄道写真の話メインで進めていきます。
良い物が良い物である理由を言語化するのは難しい
良い写真とは何?という話ですが、今回は「自分が好きになれる写真」くらいに読み替えて考えてみます。好きな写真は当然好きなのでその写真に没入してしまい、「なぜ良いか」を考えるのは難しいです。それでも「なぜ良いか」を言語化するのは大切だと以前のNoteにも書きましたが、正直「なぜ良いか」の言語化は簡単にはできません。
悪い写真の悪い点を挙げるのは簡単
対して、悪い写真(一応「好きではない写真」と読み替えても良いです)がなぜ悪くて、どうやったら良くなるか?を考えることは、「良い理由」を考えるよりは遥かに簡単です。もちろん「なんとなく嫌い」という写真もあるとは思いますが、大概は嫌いな理由を見つけられるはずです。
理由の例としては、下記のようなものが考えられます。
○体裁系の理由
・センサーのゴミが付着している
・キャプションの誤字脱字が気になる
○構図構成の理由
・障害物が気になる
・写真に不要な空間がある
○技術系の理由
・水平を取ろうとしているのに取れていない
・メッセージを伝えるにおいて不要なボケ/ブレがある
悪い理由探しの意義
悪い写真の知見が溜まってくると、自分が悪い写真を撮らないために、悪い写真をセレクトしないために、良い写真を台無しにしないために、どうしたら良いかが見えてきます。
良い写真と悪い写真を判別するにはそもそも沢山写真を見なければなりません。個人的には、SNS等で良い写真と悪い写真が玉石混交で流れてくるようにして見ていくのが勉強になったかなと思います。
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