“柔術旅”のこれまで② 【公開前後編】
製作を終えていよいよ公開。
今回はブログ「柔術旅」の公開前から公開後、今の形になるまでのことを書いていきます。
例の如く長くなってしまったので、前回同様最後の方だけ読んでもらえたら良いかなと思ったりしています。
では、目次の気になるところからご覧ください。
前回の記事はこちら↓
公開前の取り組み
1.公開の見通しを立てる
製作活動がある程度終わったのは5月終わり頃。
上のツイートにあるようにKIT6での負けをきっかけに今年は全国的に大会に出ようと思っていたので、全国行脚を始める前には公開するつもりでいましたが、結局製作が滞ったのでできず。
そのためとにかく完成の見通しがついたらなるべく早くに公開することにしました。
2.公開日と告知日の設定
5月末時点ではあと半月あればギリいけるかな…と思っていたので、6月12日を公開日、その一週間前の6月6日を告知日と決定。
告知日を一週間前にした理由は、見たいと思ってくれる方の期待感や熱量がもつのは大体一週間くらいかなと思ったからです。
ちなみにそういうデータがあったわけではないのでむしろこれが実験みたいな感じでした。
なので、宣伝する材料を用意し7日分に割って、毎日昼休憩に入る午後0時代に決まって投稿するようにしました。
同じ時間帯に投稿しようと思ったのは、情報を待っている方に意欲的に見る姿勢になってもらいたかったからです。
時間を決めたら「そろそろまた情報が出るな、楽しみだな」と思ってもらえるかなと思ったので。
3.Instagramアカウントの作成
そもそもSNSアカウントは作る気ありませんでした。(FacebookとはPintrestは一応用意したけど)
まず、Twitterは自分の個人アカウントでいいかなと。
すでにフォロワーが数百人いましたし、ならやまが運営しているメディアというのが知れた方がいいかなと思ったので。
僕のアカウントの方で発信して充分浸透させたあとでいいかなと思いました。(そろそろ作るかもしれません。)
最初から作った方がアカウントを育てる意味ではよかったのかもしれませんが、逆に全然フォロワーが集まらなかった場合、誰からも興味を持たれていなく見えちゃう気がしました。お店で例えるなら全然繁盛してないじゃん、お客さんいないじゃん、みたいなイメージで。
SNSに強くて最初からブーストできるんだったら良いですが、僕は正直SNSには強くないのでやめておきました。(勉強します)
Instagramも同じ理由で作る気はなかったのですが、なんかひっかかるものがあって考えてみたところ、そうだ、Instgramの場合投稿がたまっていくじゃんと気づきました。
Twitterの場合は流れていくし投稿一覧を見れるページはないけれど、Instagramの場合はあるじゃんかと。
なので最初からためていった方がいいかなと。
そう思い開設することにしました。
あとになって過去の記事に関する投稿をバーっとしても不自然な気がしたので。
ちなみにInstagramを作ろうと思い立ったのは本当に最初の告知投稿をする1,2分前だったかと思います。
めちゃくちゃギリギリに決定しました。
4.note.上で記事の先行公開
他になんかできることないかなと考えたときに直前に思いついたのがnote.上での記事の先行公開。
そっかそういうこともできんじゃん、もっと早くに思いついてもよかったな、と思いましたね。
ということでとりあえずこの記事を前日に公開。
この記事にした理由はなんか一番ちょうどいい感じがしたからです。(理由になってなくてすみません。)
あえて理由を挙げるならば一番手軽に読める記事だったからですかね、文字数や文章の形式的に。
あと文章構成的には私記であり、出稽古録と違いストーリー構成だったので、続きも気になってくれたらいいなと。
イメージ的には漫画とかの一話目無料みたいな感じですね。
5.その他
柔術旅公開のお知らせツイートをしてからも完成はほど遠く、前回の記事でも書いたように「柔術旅とは」のページを作ったのが公開日当日の午前中、仕事が始まる前となかなかギリギリのスケジュールで完成しました。
あとは旅行記の記事についても公開日数日前にやっと3記事そろえることができました。(あとでちょっと書き直そうと思っていたけどまだしていない気がしますが。)
ということで、一応最低限の形にできたので、予定通り6月12日午後0時に公開しました。
公開後の反応
1.Twitter
まず公開のお知らせツイートは公開日までで125いいね、22リツイート、1.9万インスプレッションとかなりの反応がありました。(ちなみに公開ツイートは45いいね、20リツイート、2万インスプレッションでした。)
これを受けて、告知日をもっと遅くしてもよかったかなと思いました。反応の量的に期待値のピーク時に公開できなかった感があったので。
7日分に分けた宣伝ツイートは、飽きさせないために最初に感心を多く集めそうな部分の公開→その他の部分の公開という流れでやりましたが、反応の量はあら方予想通りであったものの後半になる度になんとなく盛り上がりの失速感を感じました。
なので正解の投稿方法としては、感心を多く集めそうな部分を出し切ってすぐの公開だったんじゃないかなと思います。
反応を特に多く集めた宣伝投稿は最初の3投稿だったので、告知は三日前でよかったかもしれません。
あと、コンテンツの方については、特に「出稽古録」の記事は反応がよかったです。(というか当時は他に記事もありませんでしたが。)
特に最近有益なnote.を連発しているアンディさんには的を得たコメントをいただき嬉しかったですね。
2.Instagram
Instagramは投稿も何一つしていなかったですが、告知してみると予想外にフォローしてくれる方が多く驚きました。公開発表後の最初2日は50人ずつ増え、それからも数十人単位で増え続け公開後すぐに200人を超えました。(ちなみに今は300人)
とくにおもしろかったのは、その半分以上が僕の個人アカウントのフォロワーではない人からのフォローだったこと。
その結果から、「ならやまが始めるブログだから」、ではなく柔術旅そのものに関心や期待を持ってくれている人もいるとわかってよかったです。(当初は100人弱、ほとんどが僕の個人アカウントからの流入になると予想していました。)
公開後の取り組み
では、最後に公開後の取り組みを簡単に。
1.記事の投稿
元から設定していたメインカテゴリーのうち、書いたのは「旅行記」のこの3記事(四国、中国、東北選手権)。
四国選手権は日帰りだったので旅感なかったのですが、会場で何人かに「これも柔術旅に載るんですか?」と聞かれて書くことにしました。他に書くネタもなかったので。
(そもそも遠征を旅とするのか、コンセプト的なところでどこまでを包括するかがまだ決まりきっていなかったというのもある。)
中国選手権は四国選手権を書いたらこっちも書かないとなということで書き上げましたが、まだ方向性が定まっておらずモヤモヤとしながらなんとか書き上げた形に。
その後紆余曲折あり、北日本選手権前には考えがまとまって記事もすっきり書けました。だからか前の二記事よりも反応がよかったです。
あとはカテゴリー名を「旅行記」から「旅日記」という名称に変更しました。旅行?え旅行なの??と言われたので。笑
2.写真ギャラリーの追加
過去のトップ画面を保存するために写真ギャラリーを追加。
トップ画面にかける想いは謎に強いです。
3.カテゴリー「ブログ」を新設
新カテゴリーとして「ブログ」を追加しました。
当初は最初に決めたメインカテゴリーのうち、「旅行記」、「出稽古録」、「取材記事」の3カテゴリーを柔術系コンテンツ、「旅関連情報」を旅系コンテンツにしようと思っていました。
が、せっかく柔術×旅ブログなので「柔術関連情報」も発信しようと決め、合わせて「ブログ」という新カテゴリーにしました。(さらっと言いましたがそれなりに葛藤はありました。)
目的は収益化(アフィリエイト)のためです。
これについてはこの後書きます。
“楽しい”だけではやっていけない
ということで公開前後のことを振り返ってみました。
前の記事でもさらっと書きましたが、柔術旅はコンセプトこそあったものの具体的な形や構成を想像せぬままに開始したメディアです。
どう収益化するかも考えてなければ、なんなら完全趣味ブログでもいいかなとも思っていました。
逆に収益化するならしっかりしたいなという矛盾した気持ちもありました。
要は、どうするかは今後の気持ちがどう向くか、公開してどれだけ反応があるか等を見て決めようと思っていたのです。(つまり漠然とAからCプランくらいまでを解像度低いイメージで持っていた。)
そして、製作開始時の原動力は“こんなブログ始めたい”だったので、なんか記事書いているだけで楽しかったんですよね、当初は。
手を抜けない性格でもあり、変にこだわったりとかして。
良い作品を作ることに情熱をかけるクリエイター的姿勢で取り組んでいたということですね。良くない意味で。
しかし時間が経ってくると、そういった情熱は残念ながら薄まります。(できるだけ良い記事を書こうという気持ちはなくならないけど。)
正直、こんな時間かけてこだわって書いてもな…って気になってしまうんです。
対価がないので。(たぶん多くの人が文章メディアを続けられない理由?)
言うなればブログ始めたての僕は、自己満足でお金にならない作品を作りまくっているだけの状態。
これでは続きません。
なので、どうお金にするか?
それを考えないと、このメディアを続けることは厳しいだろうなと思いました。(つまりこだわるなら趣味では難しい。)
そのため本格的に収益化に乗り出し、「ブログ」という『アフィリエイト記事を書けるカテゴリー』を新設、アフィリエイト記事を書くようになりました。
(つまり収益を活動費に充てるは後からついてきた考えだったのです。)
収益源となるアフィリエイト記事設置
まず書いたのは柔術着に関する記事3記事。これらは柔術旅を始めようと思った昨年10月に、一回記事を書いてみようと思い書いたものがあったのですが、それがボリューミーすぎたので解体、修正して3記事にわけ公開することにしました。
また、同じ頃ちょうどグラップリングダミーについての質問を個人的に受けたことからせっかくなのでこれも記事化し、立て続けに3記事の関連記事を公開。
結果としてこの一連の記事は「グラップリングダミー」というキーワードとそれに関連した複数のキーワードで上位表示されるようになりました。
また、この記事を参考にした、助かったというメッセージも複数いただき、書いた記事がちゃんと人の役に経っているという喜びや達成感、安心感を感じられました。
そして書いているうちに感覚が少しつかめたので、その後同じように複数のアフィリエイト記事を作成し公開、上位表示もわりと取れていることから、おかげで今はちょっとだけ収益が出ています。(ちなみに柔術旅から発生した収益は全て宿泊費や交通費などの活動資金に充る予定です。)
“日々進んでいる実感”が活力になる
収益が出始めたからかその後はおもしろくなり、勉強しながら、事前によく調べて記事を書くようになりました。
つまり、収益が出たことで記事を書くモチベーションも上がったのです。
そして収益が出ていることの安心感からか、アフィリエイト記事ではない“柔術旅的な”記事を改めて書きたくなりました。
精神的な余裕が出てきたからですね。
つまりこの経験から言えるのは、“日々進んでいる実感”が活力になるのではないか、ということです。
例えば先ほどもちょろっと書いた通り、収益が出ない記事を書き続けるとなれば、最初こそ「記事が増える、記事を書くのに慣れていく」という点で日々進んでいる(成長している)実感が持てるかもしれません。
しかしそれが、「記事が増えてもその先がない、書くのに慣れてしまい感覚的には繰り返しの状態」になってしまうと、日々進んでいる(成長している)実感が持てなくなりモチベーションが維持できなくなります。
まぁ柔術の練習も同じかもしれませんが。
なのでやはり、活動資金を得るためという点の他に、ブログを保つモチベーションを維持するためという点において、収益化はブログ運営上とても大事な要素だなと思いました。
そして、モチベーションが高く精神衛生上健康な今、本当に書きたかった記事がやっと書けますし、なんならもう取り掛かっています。
それについてはまた後日。
公開前後を振り返って
この数ヶ月間は素人なりによく頭を使ってきたのでたぶんもっといろいろ考えていたことがあったかと思うのですが、考えに考えすぎてかどんどん脳内が更新されてしまって案外1,2ヶ月前のこともなかなか思い出せずにいます。
なので書き切れていないこともあると思いますが、それはまた思い出した時にでも追記しようかなと。気が向けば。(あとあえて書いていないようなこともいくつかあります。)
今回は公開前後、特に後半はモチベーションのことについて書きましたが、柔術旅を数ヶ月運営して思うことは(当然だけど)ブログを継続運営するのって大変だなということ。
まだ大してそこまで多くの記事を書けているわけではないのですが、十数記事書いただけでも他の柔術ブログを想像して、
みんな同じようなことに悩んでいるいるのだろうか。
記事を書くモチベーションはどこにあるのだろうか。
と、わりと考えた記憶があります。
しかしそういった時期を経て今モチベーション高くいられるので、投げやりにならずちゃんとぶち当たって悩んどいてよかったなと思いますね。
ということで今回は以上ですが、明日の内容にかかることをちょっと流れで書いてしまったのでどうしようかなと今思っています。笑
この感じだとたぶん昨日今日が一番ボリューミーになるだろうと思うので、明日からの2記事はさらっと読んでいただければ。
ではまた明日