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5-5 ミッション・ビジョン・バリューと組織文化 ~後編:組織文化の種としてのMVV~ #ソフトウェアと経営

ソフトウェアと経営マガジン第53回です。組織文化は勝手に生じるものではなく、なんらかの方向性があって初めて生まれるものです。その種となるミッション・ビジョン・バリューという概念について今回は書かせていただきました。

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MVVは組織文化への取り組みの起点

組織文化を生み出すこと、すなわち方向性を揃えるための起点として、組織がどこを目指すのか、向かっていくのかということが重要だ。その起点がミッション・ビジョン・バリュー(Mission, Vision, Valueの頭文字を取ってMVV)である。

といってもMVVとは何かの解釈も人によってずれるため、一応の自分の考え方を書いておく。まず、ミッション・ビジョンとはその組織がどこを目指して進んでいくのか、その過程でどうありたいかという姿のことを指すものだと考えている。例えばLayerXでは「すべての経済活動を、デジタル化する」というミッションを掲げている。非常に遠い目的地ではあるが、方向性を明確にするために制定されている。

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