見出し画像

世襲する日本政治に未来はあるのか





要約

岸田首相は首相官邸内の人事の活性化と岸田事務所との連携強化のために自身の長男、翔太郎氏を首相秘書官として任命する方針を固めた。



感想

政治の世界では、「議員の仕事は選挙と政策づくり。2世は後者だけをやっていればよいのでいいものができて当然」と言われることもあるようだ。しかし、それを理由に、世襲的な政治にはやはり懐疑的な意見が多い。私も懐疑的な意見である。

岸田政権発足後、支持率は低迷している。そのような状況下で世襲的な人事の報道があれば、さらに支持率が低下する可能性は高いように思う。総理、内閣として高い支持率があってこそ、打ち出す政策や法律に信頼が付き、実行しやすくなると思う。だからこそ、現段階で支持率が下がる可能性がある人事は実施するべきではないように思う。また、任命の内容にも疑問視を抱かざるおえない。人事の活性化を図る狙いならば、身内で完結するような人事を実施すべきではないだろう。人事の本質は、人材を適材適所へ配置することではないか。こじつけの理由は、さらに支持率低下と政治的透明性が失われる。

岸田氏が外国人留学生受け入れに積極的なのは息子の会社を支援するためなど、政治家には真偽が分からないが、身内に利権を利用しているのではないかという疑問が付きものである。利権にまみれた政治を更正するために、政治の透明性が必要であると思う。だから、今回の人事には懐疑的な意見である。世襲的な政治を辞め、政治家には覚悟と信念を持って職務を遂行してもらいたい。


  1. 世襲とは、その家に属した格式・仕事・財産などを、子々孫々うけついでゆくこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?