子育てで怒ることがぐんっと減った理由

こんにちは、かや(@kaya_uni)です。

私はわりとエネルギッシュに生きているほうで徹夜も平気でできます。その分、血の気も多くて、子育てしていると「イラーーー」となり長男3歳半とバトルになることがよくあります(次男1歳半はまだいやいや期手前なので、ただただ可愛い)。


きっかけは些細なことです。

✓ 仕事しているときに近くに来て牛乳こぼす(今朝!!)
✓ お風呂場で石鹸や水を大量に出して遊ぶ
✓ 朝時間がないのにまったく用意しない
✓ そもそもごはんを食べない(ガリガリ。体質もあるけど)
✓ なにかあるとすぐ怒る(親譲り?)

私が怒るとどうなるか…というと、まずは声が大きくなります。「◯◯、やめてって言ってるでしょ!!」

それでもやめないとさらに声が大きくなります。それでもやめない場合は、力づくでやめさせるか、「もう知らない!」と言って次男と遊ぶ戦法です(子育てにはダメだし、何の解決にもならない戦法)。

先日マインドフルネスを学んだなかですごく腑に落ちた話があり、それ以来怒ることがぐんっと減ったので頑張って書いてみます(何を頑張ったかというと、理解が浅いので書いているうちに論理的に破綻してくるのです……)。



気づきを得るためには知識や理解が必要

気づきを得るには、大前提、知識や理解が必要です。知識や理解を得ることで、世界の見え方が変わってきます。

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私の親戚でアラビア語が読める人がいるのですが、子どもの頃の私はこれが「文字である」ということを知りませんでした。「これが文字だ!」と知ると「どうやって読むんだろう?なんて書いてあるんだろう?」と考え始めることができるし、読み方を学べば読めるようになります。知識や理解は、よりよく生きるツールであり、世界の見え方を変えるものです。

アラビア語の文字を「きれいな絵だなー」と思い壁に飾って眺めているだけでは決して読めるようにはならないんです。

では、子育てでイライラしないために、私たちは何を知り理解すればよいのでしょうか?


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カーっとなっているとき、「私=怒り」になっていると知る(理解編)

まず、子育てに限らず、怒りを感じている状態は、「私=怒り」になっている状態だと知ることが必要です。

私自信が、怒りになっているということです。「私 in 怒り」でも伝わるかな? 「怒り」は本来は「感情」という私の一部であるはずなのに、怒りに満ちたときや、子どもに対してカーーーーーっとなったときには、私の細胞の1つ1つが「怒り」に書き換わった私自信が「怒り」のエネルギーの塊になったイメージです。私のすべてを「怒り」が包んでる感じです。

心あたりがある方も多いのではないでしょうか?

怒ってはいけない、怒鳴ったところで何も解決しないとわかっていながらもつい怒ってしまう。イラッとした自分の感情を、自分でもコントロールできないような状態です。

でももう大丈夫。

私たちは、「私=怒り」になっている状態がある、と知ることができたから。


「私」と「怒り」を別々のものと考える(使い方を知る編)

「私=怒り」になってしまい、私が怒りに飲み込まれてしまっているからこそ、怒りに支配された行動に出てしまうということです。

であれば、「私」と「怒り」を別々のものとしてとらえられるようになれば、この問題は解決しそうです。

マインドフルネスでは、「刺激」と「反応」という考え方をします。


刺激(出来事)に対し、反応が決まっている、固定されていると「刺激=反応」になります。つまり反応が一択しかないという状況です。

子どものいたずら→「私が怒りになる」

この状況です。

刺激(出来事)により反応が引き起こされてしまうまえに、刺激が起きた段階で一旦ストップし、そこに意識を向けて(マインドフルな状態にして)「刺激」と「反応」を引き離します。そうして反応の選択肢を増やし、これまでのパターンとは異なる反応に変えていくのがマインドフルネスの考え方です。


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生活には役立つオートパイロット機能の存在

Googleが取り入れているSIY(Search Inside Yourself)では、「刺激」と「反応」がつながっている状態を「オートパイロット(自動操縦)」と呼びます。

オートパイロット機能は、たとえば考えごとをしたり人と話をしたりしながら車を運転し、毎朝の通勤電車の乗り換えを可能にしている機能です。つまり、意識していない状態「マインドレス」な状態で日常生活をこなしていくことを可能にしています。

でも、もっとよりよく、心地よく暮らして生きたいと思うなら、時々オートパイロット機能をOFFにする必要があります。

たとえば、子どもに対してすぐにカッとなって怒ってしまうのをやめたいと思うなら、このオートパイロット機能をOFFにしたらいいということです。


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怒りと上手に付き合うならオートパイロット機能をOFFにする(実践編)

オートパイロットをONにして過ごしていると

子どものいたずら→「私が怒りになる」

が自動的に発生します。

これを防ぐために、オートパイロット機能をOFFにして、マインドフル(意識を向けて)な状態にして「私が怒りになる」以外の選択肢を探していきます。

具体的な方法として「SBNRR法」と呼ばれる方法があります。

STOP:止まる(オートパイロットをOFFに)
BREATH:できるならゆっくり3呼吸
 (6カウントすることで怒りが静まるという説も)
NOTICE:怒りが湧いている自分を観察する
REFLECT:このやりとりの中で大切なことに立ち返る(お互いに自分の幸せを追求していることを思い出す)
REACTION:どんな反応の選択肢があるかを考える

と、解説してみましたが…ここで言葉にしただけで実践できる人は少ないと思うので、講座や先生からきちんと学ぶことをおすすめします。


今日は

✓ 私たちの日常はオートパイロット機能がONになっている
✓ オートパイロット機能がONだと、子どものいたずら→「私が怒り」になりやすい
✓ オートパイロット機能をOFFにするのがマインドフルネス(Mindfullな状態)

というあたりを持ち帰ってもらえたら嬉しいです。


言葉にするの、難しい……がんばります。涙。



余談:
マインドフルネスでは、感情と上手に付き合おうとしている感じがあるのですが、ヨガでは、本来の自分(アートマン)とは不変のものであり、感情は本来の自分には含まないと考えます。

「心との付き合い方」という同じテーマを話しているのに、違う角度で見ているのが面白いなぁと感じています。



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