30代を後悔しない50のリスト【読書感想文】
こんにちは🌷
学生時代はみんなと同じ話で盛り上がれたのに、アラサーになるとどんどん話題が変わっていくな、としょっちゅう感じている今日この頃。
特に女性の場合は「結婚しているかしていないか」「子どもがいるかいないか」「働いてるか働いてないか」で、話題も全然違います。
こうやって人生がどんどん分かれていって、違うものになっていくのを痛感している中で「これからの人生、自分はどうしていったらいいのかな」なんて、わたしは不安になりまくりです。
そんなわたしが先人たちの教えを乞おうと手に取ったのが、今回の本でした。
こんなひとにおすすめ!
* 充実した30代を送りたいひと
* 30代をどう過ごしたらいいのか分からないアラサー世代のひと
*キャリアや結婚、育児などに不安が多いひと
30代を後悔しない50のリスト
著者の大塚寿さんは、株式会社リクルートを経て、アメリカ国際経営大学院でMBA取得し、現在はエマメイコーポレーションという会社の代表取締役をされている方。
「もっとやれるはずだ」という想いと現実とのギャップに悶々とした20代に、なんとか現状を変えようと社内外の大手企業・中小企業の社員や経営者1万人以上にアドバイスを求めたそうです。
その後、30代で起業、結婚、出産、育児、家の購入のすべてを経験し、人生の土台づくりを行い、仕事と家庭の両立も行うことで、40代で年収を10倍アップさせました。
この本には著者やその周りのひとの「30代でこうおしておいたらよかった」という後悔がたくさん詰まっています。
そもそも人生における30代とは
人生を10年ずつ区切るなら、
20代は「種まき期」
30代は「育成期」
40代は「収穫期」
といえるそうです。
その後、40代で収穫したもので50代を過ごし、60代でハッピーリタイア!
というのがビジネスパーソンのすごろく。
30代は「結婚」「出産・育児」「昇進や転職などのキャリアの変化」「住宅購入」など、大きな決断を迫られるイベントがモリモリ。
このタイミングでいかに成果を出すかが、その後の人生を大きく左右するため、この10年でしっかりと「土台作り」をするのが大事です。
現実と理想のギャップを受け止めて「自分を育てること」「どの世代よりも結果を出すこと」が30代のミッション!
わたしに響いた「30代の後悔」
この本では50の後悔がまとめられていますが、その中でもわたしに刺さったものを7つまとめていきたいと思います。
①憧れの理想像を持てなかった
これは、数年前からわたしも悩んでいること。
みなさんには、生き方を参考にできるようなメンターはいるでしょうか。
福祉業界で働きはじめて感じたことは「わたしは30年後もこの環境にいるのかな」ということ。
一緒に働くひとは良い人が多いけれど「自分の理想の人生を叶えるためには、ずっとここにいてはいけないんだろうな」と先輩方と見て漠然と思うことが多いです。
それは主に、身体的負担と年収面。
今の生活では「こんな生き方をしたい」「こんな風に働きたい」と思える理想像が周りにいないので、自分の理想を具体的に考えて、そういう世界で生きているひとと出会う機会を作るべきだよなと思います。
②チャンスにすぐ対応すればよかった
「チャンスの神様には前髪しかなく、後頭部には髪の毛がないので後ろからは掴めない」なんて話、聞いたことありませんか?
常に準備して待ち構えておかないとチャンスは掴めない、という意味なんですが、面白い表現ですよね。
ひっそりと副業をしているのですが、最近思いもしなかったような依頼を受けました。
「こんなわたしでいいのだろうか?期待以下だと失望されないだろうか?」なんて思う気持ちもありましたが、実際にやってみると自信に繋がるものでした。
この経験も通して、チャンスを逃さないためには「迷わず食いついて、細かいことはそのあとで考える」くらいの勢いも大切だと感じました。
「等身大の自分で良い」と割り切って、えいや!でチャンスを掴み取るのが大事!!
③大量行動ができなかった
仕事でも勉強でも「質」か「量」かはよく議論されますが、ある一定の「量」をこなすことで「質」に昇華されるという考え方があります。
「量」をこなすためには意識しないといけません。
多くの成功者は「考えるよりも先に動く、止まることなく常に行動している」そうです。
わたしはかなりの慎重派なので、いちいち考え込んで物事が進まないなんてことがしょっちゅうですが、子どももいない今だからこそ、自分時間を有意義にじゃんじゃか使うべきなんじゃないかと思いました。
気になることはひたすらやってみる!のマインド大事にしていこう~
④「年収を上げる努力」をしていなかった
やっぱり、お金って大事。
ぬくぬくと今の仕事をしていたら、大して年収も上がらないことは確か。
30代の間に年収に年収にこだわらない人はその後上がることはないそうです。
「2000万稼ぎたい!」みたいな夢物語を妄想するのではなく、今の自分が考える理想の年収はいくらなのか、それを叶えるためにどうしたらいいのか、きちんと向き合う必要がありますね。
⑤体を鍛えておけばよかった
既に20代と比べて身体の衰えを感じ始めていますが…
今までは気力でカバーできていたものも、体力の衰えと同時に気持ちも萎えてくるそうです。
周りをみていると、30代後半から40代の先輩が、病気をしたりしているのも見ますし、今からしっかり健康な生活を意識して、しっかり鍛えておくのが大事なんだなって改めて思いました。
わたしの祖母がよくいう「身体が資本だから元気でいてね」って言葉、まさに先人の教えだと感じています。
しっかり食べて運動してエネルギーもりもりな身体を作るぞ!
⑥自分を磨くべきだった
20代は知らないことが多くても「まだまだ若いな~」なんて笑って流してもらえても、30代になるとごまかしが利かない感じありますよね。
「残念なやつだな」ってならないためにも、人としての幅をひろげるために、自分を磨くことが大切だそうです。
著者がインタビューを通して分かった「カッコいい」人たちの共通点には
「さらなる高みにチャレンジする」「一流に触れる」「器量を満たす努力をする」という3点があったそうです。
⑦「打たれ強さ」を身につければよかった
責任も出てくる30代には「折れない心」が不可欠。
わたしはストレスに激弱のふよふよな自覚があるので、打たれ強さって本当に必要だと感じます。
とは言え、どれだけストレス耐性があっても、それをはるかに上回るストレスが継続的にかかれば心も病んでしまうもの。
精神的に強くなろうとするのではなく「問題をいかに解決するかと考えること」が重要だそうです。
わたしは要らないことまで考えて、うじうじ悩むばかりですが・・・
「問題を小分けにしていって、答えに届くように具体的に考えて対応していくこと」に意識する考え方を身につけたいです。
充実した人生にするためには、ここからの10年が頑張りどき!
将来の自分が「ああなってるはずだったのにな」「こんなはずじゃなかったのに」なんて思うことがあったら悲しい…
40歳になる頃には、さらに理想の自分に近づいているように
毎日楽しく笑顔で過ごしつつ「人生の土台」をしっかり固めていける10年にしていきたいです~