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フレンチおせち 2021
あけましておめでとうございます。
我が家では、オンラインでお節を買うことが多いのですが、今年は一昨年に、パソコン前に待機し、スマホで時報を聞きながら売り出し開始と同時にアクセスしても購入が叶わなかった、庶民である私どもにとっては高級と言えるフレンチお節を、奇跡的に手に入れました(手続き時、手、震えた)。
そのお節は、大晦日の夕刻に到着。宅配業者の方から「気をつけてくださいね」と私が受け取り、キッチンにて包みを丁寧に外し、保存方法を確認。
先に冷蔵庫内に置き場所を確保、くれぐれも落とさぬよう慎重に慎重に運んでいると、その様子を眺めていた長女が、衝撃の一言。
「真剣だねえ」
七年半共に過ごして、初めて言われたわ。
元旦の実食の段では、日頃、脂質を控えている私もこの日ばかりは解禁とするも、つまんでいるうちすぐに満腹になり、お節と言えば和食、という自身の固定観念とのギャップに苦しむ始末。
結局、今日はクリスマスだと思うことで、おいしくいただけました。
その後も、キャビアの缶は開かない(開けられない)、スプーンの柄を使ってフタをバキバキにし、どうしよう、妻の実家に持ち込み、義父に協力を仰ごうかと家族会議をしたり、トリュフを口に運びながら、はて、どこかで見覚えが、と思案しつつ、食後の歯磨き時に気づきました。自身の右頬に浮かぶシミ。
これもスライスされたトリュフと思えばありがたみが、という新年そうそうの気付きに心より感謝します……。
来年は和にしようっと……。
皆様にとって良い一年となりますように。