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そうだ、映画の話をしよう⑱-アクアマン

私の好きな映画を語るうえで欠かせない一作の話をしよう。
本作は以前紹介した「シャザム!」同様にDCエクステンデッド・ユニバースにあたる。
同作品シリーズの6作目であるものの独立した作品として十分楽しむことが可能だ。

タイトル:アクアマン
公開:2019年(日本)
主演:ジェイソン・モモア
監督:ジェームズ・ワン

人間として育てられた、海底王国アトランティスの末裔にして、サメをはじめ海の生物すべてを従えて戦うことができる男、アクアマン。地上を超える未知の文明をもったアトランティス帝国が、人類の支配を狙い侵略を始めたとき、彼が守るのは――地上か、それとも海か。

(Filmarksより)

https://filmarks.com/movies/62719#goog_rewarded

アマプラ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07QZ517YZ

シリーズ2作目まで公開されており、主要なキャストの入れ替えはない。

海底の王国を舞台にしたアクション大作であり、監督のジェームズ・ワンは死霊館、インシディアスシリーズやワイルド・スピード SKY MISSIONでも知られている。

ここからは本作のネタバレを含むので自己責任にてお読みいただきたい。





一作目は父親が違う兄と弟による王位争いである。
といっても主人公のアクアマンことアーサーは最初からその気だったわけではない。
海に弟がいることも何となくしか知らなかったし、別に王位に興味もなかった。灯台守の父と平穏に暮らしていた(ちょっとやばい奴らを絞めてはいた)だけであった。

自体が変化したのは弟のオーム王が地上との戦争を企てたからである。
まぁ、この点に関して言えばオーム君の言い分にも一理ある。地上の人間は海を汚染するばかり、と言われれば返す言葉もない。
きっと私が海底人ならオーム君指示だっただろう。
(というか、オーム君が推しなのだけれども)
しかし、地上人の父を持ち、地上で暮らしていたアーサーはそれを受け入れることはできなかった。
これも当たり前のことである。アーサーの父、トム・カリーは作中で最も裏表がなく善良な人といってもいい。

そんなわけで兄弟は王位というより地上への対応をめぐって争い、それは海底の国々全体に波及していく。

本作、面白いのはちょっと真面目なシーンが入ったな、と思ったらすぐに爆発したりすることである。
しんみりシーン、10分も持たない(体感)。
シチリアでアーサーと本作ヒロインのメラがいい雰囲気になるが、全部爆発ですっ飛ぶ。もうちょっとなんかあるやろ……レベルの爆発多用っぷり。
ラブコメより爆発派の私にはありがたいが若干評価を分けるポイントかもしれない。
これだけ爆発しまくっているのにストーリーは割とすっきりと分かりやすいので監督の手腕、すごい。
ちなみに海底のごみの中にアナベル人形(死霊館シリーズ登場)が隠れていたり、遊び心も詰まっている。

1作目は兄弟による王位争いであったが、2作目は打って変わって兄弟の共闘である。
ヒロインとかいるけど、便宜上この作品の主人公はアーサーだけど、裏の主人公兼ヒロインはオーム君で間違いない。(独断)
なお、オーム君を演じるパトリック・ウィルソンはワン監督の死霊館、インシディアスシリーズで主演なので納得といえば納得である。
アーサーを演じるジェイソン・モモアとの対比もめちゃくちゃ良いので見てほしい。
かたやいわゆる白人系金髪色白マッチョ(弟)、かたやポリネシア系ワイルドマッチョ(兄)。
ちなみに二人の母親役であるアトランナ女王はニコール・キッドマンである。顔面が強い。

つよつよ顔面、身体を張った派手なアクション、割と単純なストーリー(細かいところに突っ込みだすときりがない)が揃っているのでとても見やすい作品だと、個人的には思う。
脇を固めるのもウィレム・デフォーやドルフ・ラングレンと充実なのでとりあえず俳優さん目当てに見るのもありである。

以前にもお話ししたがDCエクステンデッド・ユニバースの作品はシリーズでのつながりを意識しつつ、単体で楽しめるようにできている。
ぜひ、一度ご覧になっていただきたい。

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