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オプトを退職して、起業しましたエントリー

こんにちは。HALです。
この度、6年半勤めましたネットの代理店を退職しまして、
株式会社既読という会社を立ち上げたので、ご報告とともに”既読”の自己紹介しとこうと思い、久しぶりのnoteに舞い戻ってまいりました。

そもそもHALとは?

実は”春”と書いて、本名はしゅん。
1985年青森生まれ、三人兄弟の無邪気な末っ子。
小6の時、兄の影響でメンズノンノを読み始め、そこからスタイリストになることを夢見て、18歳でアパレルの専門学校入学とともに上京。
授業でAdobeに出会う。グラフィックにどハマりしすぎて独学でデザインを学びだし、フリーランスとしてグラフィックやWebサイトを作るようになり、亜流のデザイナーとして映画広告などを経験。
作ったものが、人に届いているかを知りたくなり”作るだけ”の仕事から”創る”側のネットの代理店に入社。6年半ダイレクトマーケティングとブランドプロモーション広告のアートディレクション業務に従事。現在、株式会社 既読 代表取締役。

(以下サムネはフリーランス当時のポートフォリオ一部 ※ルトガー・ハウアー氏へ追悼の意を込めて)

改めて、6年半勤めたネットの代理店を辞めました。

ボクが代理店に入社した2013年当初は、ダイレクトマーケティングのクリエイティブ担当から始まりました。簡単にどんな仕事かというと「今だけ、〇〇円でオトク!詳細はこちら!」というような、顕在的なユーザーの次の行動を促す広告を設計・管理していました。

よく言われる”予算・スピード・クオリティ”の中で、”スピード”を求められるクリエイティブであり、PDCAを高速に回転させて効果的な広告を見つけ出し、その効果的なクリエイティブを残して、また新たなPDCAを回すという、回転が命のかなりハードな仕事でした。

ただ、ダイレクトマーケティングのクリエイティブで得たものは”物を売るクリエイティブを考える”ということ。元々は亜流のデザインナーだったので、アートを作るような感覚で、画ばかりを追いかけて作っていたのですが、「5W1Hからのコミュニケーション」をベースに考えるという思考を改めて叩き込めたのは、良い経験になりました。

Who=だれが → どんなひとが
Why=なぜ → なんでそこにいて
When=いつ → どんなタイミングで
Where=どこで → このメディアにいるであろうから
What=なにを → このひとになにを
How=どのように → どうつたえるともっともよいか?

ダイレクトマーケティングのクリエイティブ経験をしながら、2,3年ほど経ったところで、世の中のブランドプロモーションにも、デジタルニーズが増えていました。わかりやすくいうと「詳しくはWebで!」という言葉の通り、CMやイベントなどのマス主体の広告からWebにつなげるものが大半だったのですが、WebCMのようにデジタルファーストでプロモーションしていく企業が増えていました。

そこで、当時の部長にお願いをして担当をもらい、あるお菓子メーカーのSNOWスタンプを設計したり、LIVE配信含めた統合プロモーションしてみたりと、10社以上のお客さんの直接的な購入促進とは違ったファンをつくるコミュニケーションプランニングや、新商品発売に伴う興味喚起メインのプロモーションなどの案件に携わることができました。
ここで、さらに得たものは”売る”だけではなく”広く伝える”、クリエイティブを知り、クリエイティブという言葉の幅や面白さを実感した、6年半の期間だったと思います。

↓前職の仕事内容は以前書いたnoteにあるのでよかったら是非
https://note.mu/kidoku0_0/n/na1b727c9bbd5

「で、なんでやめたん?」

6年半勤めた会社を辞めた理由ですが、
自分の中に”ビジョン”が出来たんです。

元々広告運用がメインの会社だったため、社員数も多く、業務の細分化と体系化が進んでおり、クリエイティブな発想を受け入れる文化形成がなかなか進まない現実がありました。

・新しい広告のカタチはないのか?
・広告は誰のためにあるべき?
・クリエイティブは何のためにあるべきか?など

これまでを活かして新しい発想するという考えをずっと持ってる中で、今後の自分自身の創るモノに悶々としていました。
そんな中、あるデザイナーとの会話が、ボクのビジョンの礎になりました。

「こういうとこのブランディングしてみたいんすよね!!」

と見せてくれたのは、ガイアの夜明けで放送していた、とある生乳を取り扱う会社で、”様々な圧力”に立ち向かいながら、作り手から消費者まで、三方良しを体現していたのですが、サイトを調べると”味のある”デザインでした↓。

こんなにもwin-winを生み出しているのに、この企業の印象はこれでいいのかな?僕たちが持っているスキルや知恵を出すのは、こういう想いを持って行動している人達なんじゃない?

と、勝手にブランディングと広報のプランを考え、勝手にデザインのお手伝いさせてくださいという旨を、勝手にメールで送りました。当時サイトも持ってなく屋号すらないので、無謀にも自分のFacebookのURLを一緒に送ってみたんです。

がしかし、返答来ず。。。(2回連絡したんですがね。)

いや、よく考えたら、そりゃそう。
「そもそも誰?」でしょ。

相手側からしたら、情報はFacebookだけで、何処の馬の骨かもわからない奴らにブランディングさせてくれって言われても、無理でしょという。
ただこの時は、この行動自体にワクワクし、僕にとっての”面白いこと”はこういう予期せぬことを起こすことだという、自分なりのクリエイティブを実感した体験になりました。

会社に勤めていれば、いろんな人がいて、いろんな思考を覗けるけれど、社会に変換した時、さらに何倍もの見たことのない思考が転がっているという、好奇心を満たすのは社会を見た時なんだと。

あ、これ会社にするわ。

その一件から、誰だよ?を無くし信頼を得るために会社にしちゃおうと思いたち「既読」という会社を立ち上げるに至りました。

ちなみに、なぜ「既読」なのかというと、先んじて全てのシナリオを既に読んでおくという意味と、知恵を借りたい人をスルーしないようにという意味を込めています。(@ryo_sengaが「既読」の名付け親ですが、実は結構真面目な理由があります。)

とまぁ、簡単に会社を作ると言いましたが、「既読」ととはどんな会社にしていくのかという点では、超モヤモヤしながら進めました。事業計画などの資料も作ったのですが、どうも自分で自分の首を締めるように感じたので、事業という視点で考えるのを一度止めて、存在という点で一つ芯となる、「新しい選を描き続ける。」というミッションを創りました。
この言葉には、様々な意味を込めましたが”無駄な線を消し、新しいベースを創る”ということと、”クリエイティブの価値を高め維持すること”という決意を込めて、メインのミッションにしています。

新しいカタチで、新しいモノを創りたい。

ボク自身、兎にも角にもモノを創ることが好きなので、会社のあり方としても、コミュニティカンパニーというものを実験的に盛り込んでいます。
ギルド化という言葉が世の中に広まっていますが、一つの創作物をみんなで自由に作るギルド組織というよりも、どんな人でも一つの会社だけに属さずに、ビジョンに共感を持った人が集まり、様々な思考や視点を取り入れることで新しいものを生み出す会社というものを目指しています。

現在15人以上コミュニティにいますが、制作以外にも色んな職種の方々に入って貰っています。
ボク自身、クリエイティブの仕事というのは、クリエイターだけのものではなく、色んな職種の人が意見を出し合うことで、別の視点から考えることができると思っているからです。もちろんクリエイティブの軸は曲げてはいけませんが、凝り固まった思考から抜け出したアイデアを出し合えるのは、多様なコミュニティという概念の方が、ライトでやりやすいのでは?という仮説から、コミュニティカンパニーを実験しています。

という既読って、何屋さんなの?

既読は、企業やサービスの現代の生き様=リビングを創り届けるクリエイティブ屋さんです。コンテンツが無限に造られる時代にユニークを求められるいま、コミュニケーションはすごく複雑になっていると思います。だからこそ既読は、デジタルの広告プランニングで培ったコンテンツの考え方や、作り方などの手法を活かしながら、PRとクリエイティブな発想を掛け算することで、固定概念にとらわれない”面白い”広告方法で、企業のグロースや販売をお手伝いしていってます。

今はまだ設立して1ヶ月くらいなので、みなさんにも参加してもらえるように、まずは実績を創ることに翻弄しています。今後、紹介できる事例は、どんどん紹介していきたいと思いますので、引き続きご贔屓おねがい致します。

PRやクリエイティブの広告にお困りの方、既読のハルさんまでご連絡を!

長谷川春@HAL_kidoku
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既読後記
ビジュアルで伝えると既読の目指すとこはこんな感じ。@trippyさんのインスタ抜粋↓↓


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