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目標の見直し

息子の小学校では全校一斉に漢字のテストをして平均点を競う、漢字コンクールというのが定期的にある。

事前に選ばれた20問が出題されて、丁寧さなども多少厳しめにチェックされる。

漢字テストの為だけではなくて、普段から漢字を覚えるのに苦手意識を作らないように、分かりやすく楽しく学べる漢字の本を探して私も一年生の頃からサポートしてきた。

学校ではクラスの平均点を90〜100点まで上げる為にどうしたら良いかを議題にした学級会があったりと積極的に取り組んでいるらしい。

先生によって違うのかもしれないけど、漢字ノートには、昔のように繰り返し沢山書くというより、一字一字できる限り丁寧に書いて覚えるというように教えられている様子。


先週の木曜のこと。
学校から帰ると、「○○君、毎日練習頑張ってるんだって!だから僕も頑張る♪」と言って紙を取り出して[毎日5回!!!!!!!]と目標を立てて書いていた。

金曜日からの三連休の間は一度だけ練習をして、「平日に頑張るから」と言って休みを満喫したのだけど、

三連休が終わった月曜日の夜、その紙をふと見ると2回と書き替えられていた。


怒られるかもと思ったようで、「だって5回は多すぎるもん!」と少しふてくされるように言う。

それに対して「良いと思うよ」と言うと、きょとん😯としていた。


そんな事で怒ったりはしない。
何というか、微笑ましいような感情だった。

自分から立てた目標。それだけで嬉しかった。

たった何年か前までほとんど書けなかったのに、文字や漢字を書いているのを見るだけでその成長に心がじんとしてしまう。


「無理な目標を立てて出来ないより、自分がやれる量を知って毎日出来る方が良いし、目標を見直して変えるのは良い事だと思うよ」と伝えると、「うん」と嬉しそうな返事が返ってきた。


めんどくさいめんどくさいと言いながらでも投げ出さない、それだけでえらい。

少しずつでも毎日のように練習したり練習問題を解いていくうちに点数が上がってきたようで「初めは60点だったけど、今日は95点になったよ♪」と教えてくれた。


自分は自分。
毎日出来ることを少しずつ。

私もまた少しずつ積み重ねていきたい。


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