『ブタキン』を全肯定できなかった私の『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』通称『ブタバラ』 千秋楽 感想日記
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この記事は舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』通称『ブタバラ』『ブタローズ』のネタバレを含みます。
前作舞台『ブタキン』とキンプリシリーズにも触れています。
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タイトルめちゃくちゃ長くてすみません。
https://note.com/xxebixx/n/n1e1cbdc1a30c
この記事の中身部分です。
私は『ブタキン』を全肯定できないオタク
私は前作『ブタキン』が好きだけど、全肯定することが出来ません。
元々舞台俳優オタクで舞台は好きなので、チケット取れたし現場に行きたかったんですが、どうにも予定が合わなくて……チケットは流して、ブタキン千秋楽のライブビューイングを地元の映画館で観て、その後ジョージ推しの皆様とスカイプしながらネット配信を観て。
普通の舞台では見たことの無い奇抜な演出とか、シンくんとジョージ、仁さんを含むシュワロの役者さんの演技と歌の圧倒的な上手さとか、すごく好きになりました。
ただ、全体を見ると、どうしても演技の粗が目立って気になるというか……いや、お前何様だよ、って感じですが……
役者さんのセリフの発声がすごく聞き取りづらかったり、一応歌って踊る作品なのに、歌もダンスも残念な箇所があったりとか……
あとこれは菱田監督……もとい青葉氏の脚本のせいだと思うんだけど……。
エデロの男子寮のわちゃわちゃとしての表現、具体的にはタイガのプリンアラモードが好きなのをからかうくだりとか、「なんか不快」と思う部分が何ヶ所かあって。
「ブタキンは好きだけど、全部を好きにはなれない」と思いつつ、映像であることをいいことに苦手な部分は早送りして都合よく円盤を楽しんでいました。
私は元々ジョージ推しなんですが、古谷さんが演じるジョージが本当に本当に解釈一致すぎて……キュートでイケメンで、それで幼児のようにめっちゃ動く……。
悪態つきつつも、総帥のことを慕ってゴマすりを欠かさない。
キンプラであの尺しかなかった高田馬場ジョージに、魂を込めて下さった古谷さんと青葉氏の脚本に感謝しかありませんでした。
2019年10月、台風の影響で本来なら現地に行く予定なのに中止になってしまった、ブタキンの無観客ネット配信で再演が発表されてから、現地で観劇するか正直めちゃくちゃ悩みました。
周りの人には「絶対に行く!」って言ってたけど、正直悩んでました、ごめんなさい。
「舞台はとにかく現場に行ってこそだろ?」って思う舞台俳優オタクをしてた頃からの思考と、
「スパライ(声優ライブ)と同じ月で金銭的にきついし、苦手な部分があっても早送りできないし、遠征してまで観劇する価値があるのだろうか」というブタキンを全肯定出来ない私の思考がぐるぐるしてました。
チケットが余剰気味だったのもあって、公演期間目前の2月中旬まで悩んで、チケットの譲渡を探してみたら、諸事情で2/26のアリーナ席を譲っていただけることとなり、現地に行くことを決意しました。
舞台は最低2公演入るのが私のこだわりなので、翌日の27日のチケットもプレイガイドで買いました。
理解できない現実
この日は、何故かめちゃくちゃツイてなかったんです。
舞台のネタバレについての学級会がTwitterで勃発するし(こういうのでメンタルが削がれる)、
Amazonお急ぎ便で出発前日に届いた双眼鏡は壊れてたし(昔から使ってる双眼鏡が最後に頑張ってくれた)、
現地行く前にホテルにチェックインしたら、日付を間違えて予約していることが判明してキャンセル料が100%かかるって言われるし(数日後にキャンセル料がかからない処理をしてくれました、ベイホテルさんありがとう、推す)、
現地に着いて物販並んだら列さばき悪すぎて、寒い中2時間待たされて開演時間ギリギリになるし、
衝動買いしたランダムブロマイドには推しがいないし、
同じ敷地内の某アーティストのライブはコロナの自粛要請で公演中止になってるし、
そういえば朝から何も食べてないし……
テンションが低い中、席に着いたらアリーナの最後列。
最後列なのにステージがめちゃくちゃ近くて、ちょっとだけテンション持ち直した。
最後列、後ろの人を気にしなくていいから、気持ちが楽なんだよね!
……そしたら、開演前にエデロ生がステージに出てきて、観客がざわついて。
新型ウイルスの感染拡大防止のための自粛で、本公演が千秋楽です、と主演の橋本さんから発表。
登壇してるエデロ生の役者さんの複雑な表情がつらい。
……何が起きてるのか、理解できない。
これまで役者さんが稽古に励んできたものとか、
原作を研究してして役作りしてきたものとか、
これからの公演を観劇する予定で、今日は仕事頑張ってる人とか(チケットの売り方含めて関東民に有利な公演ではあったけど、遠征する人はやっぱり多い)、
色々な事情で現地に行けなくて、千秋楽公演のネット配信を心待ちにしてた人とか……。
そういう、色んな人が楽しみにしていた気持とか努力をとか、心の支えとか、そういうものモノを、よく分からないウイルスと政府の判断が、突然全部ぶち壊していった。
悲しくて、悔しくて、でもどうしようもなくて、頭の中が真っ白になって、幕が上がっても感情がぐちゃぐちゃで。
序盤のシンくんとルヰくんのお芝居があまり思い出せないのが悔やまれる。
見届けなければいけない
あまりの衝撃に放心状態で涙が止まらなくて、半ば放心状態で観劇してたのですが、役者さん自身がこの決定について一番つらいはずなのに、ちゃんとお芝居をしていて。当たり前だけど。
急な決定で、この公演は千秋楽なのにカメラが入っていないかもしれない……(実際、翌日に無観客で円盤用の映像を撮影していた)
そもそも2.5次元とはいえ、舞台を映像ありきで考えるてること自体、元舞台オタクとして考えが甘かった。たとえ千秋楽じゃなくても、この公演は今、ここにあるだけで、同じものは二度と見れないんだよ。
そういう思考になったら、しっかり全力で楽しまなくてはと思ったので、オバレのプリズムショーとかは記憶がある。
終電逃しちゃったプリズムアフレコで、カヅキ先輩が「明日も会えると思ってたのに、急に会えなくなるのは、寂しいですよね」ってアドリブで涙腺崩壊。
プリズムジャンプの演出は相変わらずいい意味で意味不明で面白いし、コウジの役者さんも歯磨きのアドリブを楽しんでる印象。
ユウがミナトの手相占いをするところ「だからミナトの周りにはいつも人が集まるんだな!」「泣かせるなよ」みたいなやりとしてたのもアドリブだろうけど「観客に寂しい思いはさせないぞ」っていう役者さんの気持ちが伝わってくる。
なにより。
全員、お芝居がすごくうまくなってるんですよね。特にエデロ生。
前作みたいにセリフが聞き取れないところはほとんどないし、原作のアニメを研究して役作りして、キャラクターに演技を寄せてるのがすごく分かる。
お風呂のシーン、あれは一体何を見てるんだろうな……って前作から思うけど、なんか、演出とか、歌とか、なんか色々進化してる……いや、ほんとなんなのあれ……。
お風呂シーンが始まると周りの観客が一斉に双眼鏡構えるのがめちゃくちゃ面白かったですw
あと、聖さん、お風呂のところちゃんとブーツ脱いでたし、足痛い設定活かしてたね。
ジョージがエィスの投げた輪投げを剣で拾うやつ、あれ本当にすごいなぁ……。
デュオ大会
アプリゲームもデュオ大会の話をやってるけど、それとはデュオの組み合わせとストーリーを変えている脚本、新鮮な気持ちで見れてめちゃくちゃ楽しかった。
・デュオの相手を決めていくパートのお芝居、本当にいいよね。
・クーさんの子育てシーンが本当に……ネタわかって舞台で演じてるところ観ると怖さが増す……アドリブの子守唄、聞き取れなかったの悔しいな……。
・よくわかんないけど、カヅキとアレクがふんどしで滝行してるし、カケルとタイガもふんどしでついてくるし、ほんとにストリートの子たちの絵面のインパクト、つよい。
・今回もタイガくんが可哀想な展開ではあったけど、ちゃんとカケルのフォローが入っててよかった。
・カケルのマダカスカルは春日部でクレヨンし〇ちゃんネタに繋がるのはどこまでがアドリブなんだろう。
・ススス本編で見れなかったオバレのわちゃわちゃも見れてよかった。
・シンとシャイン、ルヰとりんねの話もすこしずつ入れてくるからすごくドキドキした。
シュワロの絡み、期待してたけど期待通り、いやそれ以上に半端なく解釈一致ですごい。
仁さんのルヰくんの寵愛が生々しいくらいだし、エィスくんはまじで本人だし、ジョージが総帥に返事するとき脇抑えながら手を上げるの……アニメのジョージと同じ、ジョージくんだ……。
ジョージの振り付けに合わせてエィスがアドリブで歌うとこ、ああいうのは舞台!って感じがしてめちゃくちゃ好きです。
かなり上手くやってたエィスくんすごいし、エィスに負けたくない感じのジョージが愛おしい。
ジョージが体罰(?)を受けるところ、舞台だと人間だから生々しくなっちゃうけど、
「良い子のみんなは真似しないでね!」
「ジョージは特別な訓練を受けているから大丈夫なんだジョイ☆」
って、ちゃんとジョージというキャラクター性をふまえてオチとして使ってるは、前作みたいに不快さを感じさせなくて良かった。
あと「特別な訓練を受けて頑丈なジョージ」めちゃくちゃ解釈一致で好きです。特別な訓練 is 何。
ほんと、古谷さんのジョージを見に来たみたいな部分あるのでジョージのことばっかり書いちゃうけど、エィスとデュオ組むかの話してるとき「前作見た人は、ジョージが自分で歌ってるの、見てたよね?」とか突然メタ世界に入るのも好き。
前作が口パクじゃなかった問題が秒で解決した。
あと、ジョージがTheシャッフル人形を適当に扱ってるのに対して、エィスがめちゃくちゃ気にかけて丁寧に扱ってるの好きすぎる。
大会シーン、ストリートの大会だから、カヅキとアレクの見せ場だよね……しっかりバトルするよね……!ストリートの大会だし!
……って思ったらみんな見せ場があって。
コウジとミナトは毎回ハンバーグつくってるのか??
ミナトの葛藤のシナリオの部分を、プリズムショーで解決しちゃうコウジがずるい、ズルすぎる。
ヒロとユウのデュオショーにべるのプリズムジャンプぶち込んできたのはほんとにやってくれたなァ!って思った。
前作だとどうしてもヒロの弱ってる部分が多い脚本と、役者さんの演技の兼ね合いで……なんというか……速水ヒロに説得力が感じられなくてモヤモヤしたんですが……
べるのプリズムジャンプを使うことで『プリズムキングの速水ヒロ』として、しっかり演出されてた。
これがプリワンのユウのプリズムショーに説得力をつけていくからすごいよね。
ごめんなさい、ジョージとエィスのデュオ、萌えすぎて記憶が無い。
ジョージ、歌ってたよね……!???
こばたつエィスの膝が眩しい……。
カケルとタイガのバトルもいいよね、ペンは剣よりも強し(鉛筆だけど)
でかい鉛筆と木刀でバトルする彼らを見てると「私は一体何を見ているんだろう」ってなるんだけど、そのあたりすごくキンプリ。
タイガくんの弱い部分をプリズムショーのバトルで解決しちゃうカケルは本当にいい先輩。
最後に全部持ってくストリートのカリスマ黒川冷と田中さん、ズルくないですか!?
PRISM1
後半はライブパートになるのが2.5舞台のお約束の流れみたいなところあるけど、(2.5舞台、ブタキンとあんステしか見たことないけど)それをプリワンにしたの、本当に好感度しかない。
プリワンが始まって、ふと周りを見渡すと、東京ドームシティホールの構造、プリズムショーをしているキャラの色に染る観客のペンライト、完全にアニメのプリワンの会場なんですよ。
気づいたら、私はプリワンを見に来たモブのひとりになっていた。
しかも、役者さんの歌とダンスも進化してるから、本当にキャラクターが憑依して見えた……。
ユキ様の役者さんのユキ様らしい上品な所作が前作から好きだったんですけど、国立屋七代目としての力強いプリズムショーは説得力しかなった……。
タイガくんはファンサービスもりもりでしたね。
どうしてこの舞台は、空からセロリとか花束とか降ってくるんだろう……。
ジョージのプリズムショーでのマイクトラブルの演出、今回はエィスのせいになってるけど、本当にジョージの見せ場すぎて。
「みんなー!ジョージに会いたかった?」
……そうだよ、このジョージくんに会うために私は東京まで出てきたんだよ……。
ジョージが、現実に、存在している……
ジョージの本当に完璧としか言えないアイドル系プリズムショー、好きすぎる。
JOKER KISSのコーレス、スパライで字幕が出ていて、そこで勉強しておいて良かった……なんかうまく言えないけど、ジョージくんのプリズムショーが現場で見れて見れてよかった……。
ていうか、毎公演こばたつエィスの生歌でジョージのプリズムショー行われていた事実に気づいて……あまりに豪華では?
ショーが終わったあとのジョージくん、自分のショーが総帥に褒めて貰えなくて不貞腐れてるの可愛かったし、エィスがTheシャッフルの人形背負ってるの可愛かった……。
カケルのプリズムショー、ダンサーさんたちがちゃんと動物になってたの好きすぎた……プリズムショーで降ってきたお金、動物たちに「あげるよ」って言っちゃうカケルと喜ぶ動物ダンサーめちゃくちゃ可愛かった。
ミナトさんのプリズムショー、実はゲネプロ記事の写真で見て、股間のマグロはネタバレしてたんだけど……。
スパライに続いて再び、まさしさん……じゃなくてミナトがマグロに乗ってるの、本当に面白くて。
「電話は3710」のところの再現こだわりすぎでしょ……下半身を隠すのが地球じゃなくて何故かマグロだったけど……。
レオくんは規格外に声が高い永塚拓馬さんの楽曲を歌うんだけど……、衣装チェンジしていくところ、星元さん自身はそんなに声高くないのに、レオくんに近づけようと必死で高い声でセリフを喋ってるのを見たら、涙腺がめちゃくちゃに崩壊してしまった。
決して聞き取りやすい声ではないんだけど、「ちゃんと西園寺レオを表現したい」っていうのがダイレクトに伝わってきて……感動するしかなかった……。
キンプリは原作も舞台も推しキャラ以外のプリズムショーに感情を揺さぶられるから、やめられないんだよね……。
ユウくんは、前半のヒロとのデュオショーの回収になってて……プリズムライブもちゃんと演出してた……。
アニメの内田雄馬さんが歌うま声優だから、歌に違和感ありそうと思ったけど全然そんなことはなかった。ゼウスはちゃんと進化してる。
アレクはタイガの乱入がない完全版のSrvival Danceを見せてもらえて良かった。いやほんと、TRFカバーはキンプリの醍醐味ですね……。ってかspiさん、ほんとにアレクだった……。めちゃくちゃ泣いてしまった。
ルヰくん、この子もまた原曲が蒼井翔太のやばい歌を歌ってるので、すごい歌いにくそうだし、キャスト変更があって前作の役者さんがめちゃくちゃ歌上手いルヰくんだったからやりにくかっただろうけど。
ちゃんと、ルヰくんで、りんねちゃんだった。
お顔が美しいし儚げで……お芝居、ルヰくんっぽい所作とか含めて素敵だった……。
りんねちゃんとの演じ分けも難しいところなのにめちゃくちゃ伝わってきた。
シャインにやられたルヰくんをお姫様抱っこする総帥、めちゃくちャイケメンだし、めちゃくちゃルヰくんを寵愛してるの伝わってきた……。
顔近すぎでは???
前作から橋本さんの演じるシンくんの演技がすごく好きなんですけど、シャインの演技も上手すぎて、めちゃくちゃ怖くて没入してしまった。
プラトニックソード、ほんとに怖かった。もう完全にプリワンのモブにされてた。怖い。つめたい。一方的。
客席全体がシャインの一方的なプリズムショーに恐怖してるのがわかった。
スススを劇場で見た時に感じた、シャインに対する恐怖とか理不尽さを、役者さんが、人間がここまで表現ことができるんだ……って思った。
すごかった。
やっぱり橋本さんの演技は好きだなぁ。
エィスくんの新生Theシャッフル、可愛かったです、もう少し長く見たかったな……。
聖さんがみんなを励ますセリフ、なんか原作よりも皇さんを意識してる感じだった気がするんだけど気のせい??
(法月皇のネタに敏感なオタク)
シンくんが頭を下げるところなんて何度も見たくないのに、また見るハメになるなんて……。
ナナイロノチカイのプリズムラッシュするところ、客降り演出がありそうなのに、なんでリボンなんだろう、って観てる時は思ったんですけど。
後から考えたら、感染対策(観客との接触を避けるため)なんですよね……それでもプリズムラッシュを魅せるために、リボンの演出を考えた人天才すぎて、そこに気づいた瞬間、涙が止まらなくなってしまった。
ナナイロノチカイを観客が歌うところ、舞台としてはどう考えてもありえない演出なんですけど、やっぱりやるし、観客みんな歌えるからすごい。
これはTwitterにも書いたけど、私は誓いの言葉を言える程出来た人間ではないと思っているから、スススの応援上映でも、ベストテンでもスパライも、誓いの言葉を言わなかったんです。私の人生は煌めきとは程遠いし、精一杯生きるほどの価値がない。そしてそんな生き方をキンプリに否定されてるみたいで、どうしてもこの部分を受け入れることができなかった。
でも、舞台の会場で、真剣に役と共に生きてる役者さんの熱量と煌めきを浴びて、プリズムワンの観客にしてもらえたおかげで、やっと……はじめて前向きに煌めきにあふれた明日を生きたいと思えて、にこの言葉を言うことができました。スススの4章公開から10ヶ月、長らく囚われてた呪いがやっと解けた感じ。
ようやく受け入れられたのに、突然の千秋楽だなんて……やっぱりつらいよ。
ラストが原作と違うくて。シャインのこともそうなんだけど、聖が仁を「兄さん」って呼んだり、仁さんは仁さんで、新しい大会をやるって宣言してるし、舞台のキンプリの世界は、まだまだ慌ただしく続いていくんだろうな、って終わり方が素敵でした。
最後の曲、前作を考えると客降りのファンサ曲なんだけど、やっぱり客降りしなくて。その分色んなキャラクターがステージで絡んで見せてくれて、たくさんサービスもらったなぁ、って思った。
コウジ、転んで尻もちついてしばらく固まってたけど、それをオバレが起こしてあげるところとか、眼福でしたね。
この自粛ムードで、会場についてから公演中止を知らされるアーティストのファンもいた中で、公演をしてくれただけで遠征民としては有難いし、ぶっちゃけ客降りがあっても座席的にあまり恩恵受けられなかったと思うので、ステージでわちゃわちゃが見れてよかったです。目が足りない。
千秋楽挨拶
2.5だと、カーテンコールのあとに役者さんの挨拶があるんですよね。
一般舞台オタクとしては、イマイチこの文化に馴染めないんですが、なんかお得感ありますよね。
今回は千秋楽なので、全員の挨拶。
内容についてはネットに書いてる人がいると思うので、個人的に印象に残った人をピックアップします。
司会をしてる橋本さんが挨拶の順番覚えてなくて、自己申告制になってたんだけど、そんな橋本さんが可愛かったです。
田中さん役の佐久間さん。
「舞台役者をして長いけれど、応援上映なんていう舞台の在り方ははじめてで、新しい舞台の在り方を知った」
……ですよね、私も初めてです。
あとから調べたら、劇団に所属されている役者さんで、約20年間、本当に色んな舞台に出演されている方だった。
私もにわかな舞台オタクだけど、応援上映する舞台初めてです。
「舞台というコンテンツの進化を感じた」みたいなこと仰っていて、激しく同意だった。
普通の舞台とも、2.5次元舞台とも違う新しい舞台の在り方ですよね、ブタキン。
黒川冷役の及川さん。
挨拶しながら泣いてたのが印象的でした。
それでも、黒川冷として喋ってみたり、「ハピなるだった?」って聞いてくれたり。
「もしかして役作りのためにRL見ていらっしゃる……?」と思って後で及川さんのTwitter見てみたら、視聴済みっぽくて好感度爆上がりだった。
ブタバラからの新規キャストなのに、こんなにも黒川冷を愛して演じてくれたのに、最終日まで連れて行けなかったこがほんとうに悔しい。
また及川さんの黒川冷に会いたい。
法月仁役の前内さん。
内容は忘れてしまったけど、最後まで法月仁を演じて挨拶をしていた。
全員の挨拶、って人数多いから結構尺が長いんだけど、ほかの役者さんは面白いこと言う役者さんがいると一緒に笑ったりしてるんだけど、仁さんだけはずっとつまらなさそうに話を聞いてて、拍手も気だるそうなの。
板の上の前内さんは、ずっと仁さんだった。
前内さんのTwitter、15時頃のつぶやきで公演後のトークショーがある事について触れてるんだよね。この時点では、まだ公演中止の決定がされてなかったんだな……と思うと泣ける。
ご自身の思いはTwitterに出して、板の上ではずっと法月仁だったのが好感度高すぎて好きです。
なのに、最後の写真撮影の待ち時間、ジョージがからんできたら、ジョージの顔をクイってして、頭なでなでして、ジョージを労ってたんですど……これは、前内さんの仁さんが「ジョージを褒めてやろう」って解釈した上でのアドリブ……??ありがとうございます。
(仁さんとジョージの関係性が好きな腐女子なのでめちゃくちゃ沸いた)
高田馬場ジョージ役の古谷さん。
古谷さんもジョージを崩さなかった。
「ジョージは忙しいスーパーアイドルだから、次のお仕事に向かうんだジョイ!」みたいな感じで、ジョージとして「この決定は誰も悪くない」って伝えてくれた。
前作で古谷さんがジョージを演じてくださって、停電トラブルを乗り切ったおかげで、ジョージの人気が出から、スススはジョージのお当番回が出来たと思ってるオタクなので、古谷さんには、本当に信頼しかない。めちゃくちゃイケメンでキュートなジョージをありがとうございます……。
欲を言えばまた古谷さんのジョージくんに会いたい。
池袋エィス役の小林さん。
シュワロ勢の中で、唯一自分の言葉を喋ってた気がする。
エィス役の声優さんなので、本当にご本人なんですけど、本当にキンプリが大好きな人が、キンプラでジョージのGSとして歌って、その後のライブのサプライズゲストでジョージの楽曲をを歌って、スススではエィスを演じて、更にブタバラではエィスを演じて下さった。
声優さんなのに普通にお芝居出来るのすごい!って思ったし、本当に彼のエィスくんをもっと見たかったなぁ……。
最後の記念撮影、シュワロのかたまりから外れてオバレの横にいるの、だれかにツッコミ入れられてたし、そのままの場所で写ってたの、ただのキンプリファン化してて面白かったです……。
あとは、鷹梁ミナト役のまさしさんが笑顔で挨拶してたのは意外で。
でもまさしさんに詳しい方がTwitterで「まさしさんは嬉しい時に泣いて、悲しい時に笑うんですよ」って言ってて、なんとなく理解出来てしまった。私は「まさしとやまと」の1回目の公演に行ってるので、まさしさんのミナトさんへの想いを浴びるほど聴いたんですよね。
キンプリの声優陣の中でも、舞台の俳優陣の中でも誰よりも一番キンプリを愛してる、まさしさん。
本当にずっとミナトさんと一緒に過ごしてきたのが伝わってくるし、今回は本当にミナトさんとしてしてステージを全うしていた。
スパライで感極まってしまって歌えなくなっていた『Sailing!』を力強く歌う姿、もっと色んな人に見て欲しかったかったな……。
橋本さんの挨拶、マイクオフの肉声で、喉を潰す覚悟で叫んでたの、本当に好感しかなった。
「明日以降の分の声も、出し切っちゃいました」みたいな感じだったけど、翌日円盤用収録してるやんww大丈夫だったのかな。
橋本さんさんのシンくん、もっと見ていたかったなぁ。
最後に
今作『ブタバラ』は本当に最高だった。
自分のキンプリに対する負の感情を、浄化してくれた。
前作のブタキンのモヤモヤはだいたい解決しているし、クオリティもめちゃくちゃ上がってるから、私みたいな理由でブタバラ鑑賞を悩んでいらっしゃる方がいたら、ぜひ現地で見てプリワンのモブにされてきて欲しいって思ったんですけど、これが千秋楽なんですよね……。
キャストの皆さんは「また会えるよ」とか言ってくださってるし、公演中止になった分はTwitterで楽しませてくれて。いい役者さんたちだなぁ。
本当に本当に、素敵な舞台をありがとうございました。
公演後、「ありがとう」って口々に声を出しながら会場を去る、一緒に観劇したエリートの皆さんのことも忘れられないです。
急遽千秋楽になってしまった公演に入れたのも、なにかのご縁だったのかもしれません。
1日ずらして計画立ててたら見れなかったし、政府の発表が1日早かったら、現場に入れなくて、私はブタキンと和解できないままだったと思う。
これからは舞台シリーズもキンプリの一部として、大事に応援していきたいと思います。
そして、あのキャストさん・宇治川氏演出・青葉氏脚本の作る舞台キンプリにまた会いたいです、いや会ってやる……!!
色々うろ覚え、一応推敲したけど誤字脱字表記揺れだらけですが、私のブタバラレポはこんな感じです。
また思い出したら、色々追加するかもしれないです。