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生保営業の大量採用、大量離職について。

こんにちは。
今日は生保営業がなんでこんなにも多くの人間が退職していく状態を放置しているのか、という点について書きたいと思います。


現在国内生保の3年以内の離職率は80〜90%というような状況です。にわかには信じられない数字にも思えますが、事実です。
ある保険会社の話ですが、2019年度は5800人の採用者に対して5300人の営業職員が退職したと取り上げられていました。(国内生保業界3位


普通に考えたらおかしな状況じゃないですか?


採用にもコストがかかりますよね。
就活のエージェントを活用したりすると一人当たりの採用に100万円以上かかることもあるそうです。もちろん、活用していなかったとしてもテキスト代、机代など諸経費が採用にはかかると思います。

それをドブに捨てるようなことを平気で毎年繰り返しているってことですよね?

採用の素人ですらそれぐらい想像がつくのに、なぜ改善されないのか。


保険会社にとってそれが損失ではないから。


だと思います。
そうじゃないと改善されるべきことですから。


各保険会社さまざまな給与規定があると思います。(めっちゃ複雑)
そのなかに、給与保証期間のようなものが設定されている保険会社も多いと思います。


具体的には「入社後◯年間は月給何万円が保証されていて、それ以降はその月給は減るけど歩合でもらえる額が増える。結果的に、何年後は月給額が増えている」みたいなやつです。


この最初の◯年間が3年に設定されているところが多いのではないのでしょうか。(これより短い会社もあったりして)


保険会社はこの◯年間の間に、頑張ってもらえればそれでいいんだと思います。



入社すれば自分の保険を入社した会社のものにする人もいると思います。
新卒だったら、家族が協力してくれる人も多いと思います。我が子、自分の兄弟が保険会社の営業になったら、他者に加入していても乗り換えてくれると思います。
友達も新入社員になって、保険のことぐらい自分で管理しようと自分を頼ってきてくれるかもしれません。



つまり大量に採用すれば、そういったお客さんが採用と同時に大量に手に入るってことですよね。

その職員が辞めたとしても、その家族や友達がまた保険を変えようとするって数少ないと思いますし(解約めんどい、新しい保険探すのめんどい)、そうすると会社の顧客として残り、保険料が入ってくるんですよね。これを毎年新卒採用で大量に繰り返していたら、それなりの顧客の数になると思います。

会社としては辞めずに残った人が、20%いればラッキー✩なんだと思います。


これが大量採用、大量離職という問題を放置している理由だと思います。もしそうじゃないのなら、説明してほしいです。職員のことを職員としてではなく、客を呼ぶ客として採用してるみたいですよね……。

採用のこと、合理的な客寄せパーティだと思ってませんかね。


以上、わたしが考えた生保業界が大量採用、大量離職を放置している理由です。もし違うよ!と業界の誤解(笑)を解いてくれる方がいらっしゃいましたら、コメントで教えてください。


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わたしの日記は生命保険は悪と言っているわけではありません。志を持っている募集人も多くいらっしゃいます。ですが、「大量採用・大量脱落」という問題を抱えている生保各社に改善してほしいと思っています。業界がこの問題を抱えていることは事実です。


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