19.『残すのはもったいないから食べなさい』について考えてみた
洋平です。
今回は食育についてです。
食育というと中学校の時の、給食を残さないことを目的にした「残飯0運動」を思い出します。
「食育」とは
食育は農林水産省では以下のように定義されています。
食べることだけではなく、知ることや体験すること、その上で選択することなど「食」に関わる全てのことが食育には含まれているようです。
なぜ「もったいない」のか?
「食育」でよく使われる言葉が「もったいない」です。
「もったいない」は「MOTTAINAI」とローマ字表記されるほど海外で評価をされている日本独自の文化であり、言葉です。
もったいない精神のある日本だからこそ、日本人の食事は「出されたものを残さず食べることが良いこと」という食育です。
考え方の元になっているのは、この世の中全てのものに命が宿っているという「八百万(やおよろず)の神々」という考え方という説があります。
「もったいない」という言葉は論理的に考えるというよりは、感覚的なもののように感じます。
一方で欧米の食事に対する考え方は、今自分が食べたい物を選んで食べる、必要なタイミングで、必要な栄養補給をするという考え方です。
どちらが良いかというわけではないですが、今までは「残すのはもったいないから食べなさい」という考え方に凝り固まっていたなと感じます。
「正しい」食育とは?
一言で食育と言っても、国によって異なりますし、日本の中でも地域や家庭が異なれば全く違う価値観を持っています。
もともとの価値観では「残さないことが正しい、残すことはもったいない」というもので、今でもとても大事にしている考え方です。
一方で欧米の考え方である自分の食べたいものを選択して食べることも、仕事やプライベートを充実させるためにとても大事だと思います。
食事を残さないことが目的ではなく、生きるためにベストなパフォーマンスを出すことが食事の目的です。
「食事を残さないこと」と「ベストなパフォーマンスを出す」ことを両立するためには、食事を残さないための工夫が必要です。
すぐ思いつくことでは、「つくる量を工夫する(減らす)」、「食べれる人にシェアする」、「あとで食べる」などがあります。
さまざまな理由で食べれない(食べない)こともあると知ったので、自分自身も含め柔軟に考えていきます。
まとめ
食事について考え方はあらゆるダイエット本や健康本が出ていたりと情報が溢れています。
1日の活動量や年齢、性別によっても、適した食事には差があると思います。
食事の目的は「ベストなパフォーマンスを発揮すること」、そして何よりも「楽しむこと」だと僕自身は思いますので、「1日3食朝昼晩」などに固執せず、”自分の身体をベストな状態にするための食事”と考え、何を選んで食べるのか、どのタイミングで食べるのか、など食事の摂り方を見直していくことが必要なのだと思いました。
ではまた。
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