どうやって客観力を手に入れるかを理解できる本がこちら
メンタリストDaiGoさんの「超客観力」を読みました。自分を客観視するための2つの要素の鍛え方について書かれていて、前半で説明されている自己理解の章が良かったので紹介します。
客観視するためには、「汝自身を知れ」がなにより重要だぜ!と何度もおっしゃってました。つまり1つ目の要素は、「自己省察」。
自己理解するためのフローが明確
2章と3章が、自分を知るためのワークフローを紹介しています。ざっくりフローを説明すると、
1.まず価値観を掘り下げようぜ
2.価値観リストを作って日頃から意識しようぜ
3.その価値観ありきで内観しようぜ
この3ステップです。価値観が重要な理由もわかりやすく書いてあり、心理学の研究で実証されてるワークなので、やってみる価値は大いにあります。
自己理解の大切さがよくわかる
上の3ステップをやるとわかるのが、「自分はどんな価値基準で生きているんだ?」が鮮明に見えてくることです。「超客観力」の自己理解ワークをやるだけで自分のすべては理解できませんが、それでもきっかけはつかめます。
言い方を変えると、「自分は何者なのか?そして何者になっていきたいのか?」をひたすら自問させられるイメージ。
考えるのが好きだと自負してる自分でも、これは考えるのに手こずりました。自分を深ぼるって恥ずかしいんですよね。ただ3ステップをこなして、価値観が明確になるのは気持ちいいです。
ワークの中に、価値観リストを作って目に見える場所に貼ろう!というのがありまして。価値観リストとは、自分が重要だと思う価値観のトップ10のことです。この価値観リストを紙に書き出して部屋の見える場所に貼ったり、メモ帳に書き込んだりしています。
これをやるだけでも自分の軸ができたように感じ、意思決定に一貫性が生まれやすくなりました。その価値観リストを見て、自分とはどんな人間なのかを毎日少しずつ知る努力をしている最中です。
自己を理解するには意識的な努力が必要
「自分について自分が一番知っている」という発言をたまに耳にしますが、率直な意見としては、無意識な行動だけでは自己理解はむずかしいです。科学的にも、この主張は間違っていると言われているそうです。だから「客観力」にニーズがあるわけですよね。
本書でも何回も伝えられていますが、自己理解は体系的に学んだほうが理解が早いですし学習スピードも上がります。そもそも客観視に対して大きな誤解をしてる人が大勢なので、無意識にやってもうまくいかないのです。
本書を読んでいて、「客観力が身につかないのは、意識的な努力が足りないからだぞ!」と何度も言われているような気がしました。自己省察の部分だけでも、読んでみる価値アリです。
まとめ
パレオさんの「最高の体調」を読んで価値観の大事さには気づいてたんですが、本腰を入れて価値観について考える時間は取っていませんでした。
「超客観力」がその価値観の部分をうまく補完してくれているので、価値観や内観に興味があるのであればお手に取ってみください。おすすめです。