貴方 何者か知っていますか
求めている
何を
求められている
何を 誰が
飢えている
渇(かわ)く満たされない
渇望(かつぼう)と迷いの果て
抜けれない
あたしは
世界に必要か
あたしは
世界を必要なのか
満たされない渇きだけに
生々しさがある
誰も
あたしが
何者か知らない
一端(いったん)を
垣間見(かいまみ)た者達が
それぞれ
違う反応をする
真実が無い
全て虚構(きょこう)の如(ごと)き
それ以前に
あたしが
知っているのか
何者なのか
何者でも無い
それくらいか
掴(つか)み損(そこ)ね
廻る(まわる)廻る(めぐる)
流れ揺られ
やがて急激に堕(お)ちる
深く何処(どこ)までも
堕(お)ちた先の闇で
堕(お)ちた故(ゆえ)に這(は)い上がる
何度 繰り返し
何の為に
何を求め
何が
誰が待つのか
わからない
やがて堕(お)ちているのか
這(は)い上がっているのか
それすらも わからず
飢(う)えて乾(かわ)いて求(もと)めて
彷徨(さまよ)う
掴(つか)みたい何かも
わからず
何も定まらず
その生に意味は
或(あ)るや無しや