渇望

生きている実感

希薄(きはく)

生きていると感じる何かを求め

辿(たど)り着いた先

闘争(とうそう)暴力

些細な同世代同士の喧嘩に始まり

暴力から快楽を生きてる実感を求め

同類達との潰し合い

生き残り

その世界に背を向け社会人へ

一般的な組織    会社

あたしに拒否反応を示し

暴力を使わない戦いの始まり

あたしを認めさせる

受け入れさせる

単純に利益を落とせば

叶(かな)うと考えた

結果

潰(つぶ)れた

振り返れば

生の希薄故(きはくゆえ)の

生の渇望(かつぼう)は

仕事で満たされず

暴力も

渇(かわ)きを潤(うるお)すのは

覚悟して殴り合っている瞬間

生きる意味 理由を失い

老い(お)衰え(おとろ)脆い(もろ)現在

生の希薄(きはく)

飢え(うえ) 渇き(かわ)

渇望(かつぼう)を潤(うるお)すのも

生きてる実感も

暴力しか無いと

気付いた時

あたしは

生きる骸(むくろ)に

なったのです