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突如ワーホリを決意した理由/オーストラリア
しばらく更新をお休みしていましたが、実は今、オーストラリアにワーホリへ来ています。
Instagramの方では事前に報告していたので、色々な方から温かい応援の言葉をいただきました。
ありがとうございます。
オーストラリアに来てもう2週間が経とうとしているのですが、まだまだ生活には慣れないですね。
変化と刺激が多すぎて、日本ではあっという間に過ぎていた時間が、「1日ってこんなに長かったっけ?」と少し若返ったような気持ちでいます。笑
今日はワーホリを決意するまでのお話をしようと思います。
仕事に限界を感じた
1番の理由はこれ。
私は作業療法士として約8年程、病院や施設などで臨床経験を積んできました。
日本では作業療法士は聞き馴染みがないこともあって、「なぜ作業療法士を選んだのか」と初対面の人には大抵聞かれます。
私の周りのほとんどの人は「家族やそれに近しい人が作業療法士のお世話になったから」という理由で作業療法士を目指していましたが、私はそんな素敵な経験もなく。
作業療法士という職業を知ったのは、大学進学を決めるにあたって、自分がどの分野を学びたいか考えようと思ったときに、まず職業探しから始めたことがきっかけ。
「13歳のハローワーク」という様々な職業を紹介している本を見て、当時の私は「カウンセラー」や「先生」などの分野に興味があることが分かりました。
色々と調べていく中で、物作りが好きだったり、心理学に興味があったこともあり、最終的に作業療法士という職業にたどり着いたわけです。
今でもあの時なぜ作業療法士という職業に出会って、目指すことにしたのか自分でもよくわからないのです。
ただ大学に行く理由や将来の夢を明確にしたかったこと、資格を取得して安定したいと思ったことが大きいような気がします。
そういうわけで順調に作業療法士としてのキャリアを積み上げてきたのですが、この2~3年は自分の道を見失いかけていました。
患者さんや利用者さんの移乗介助をしたり、歩行訓練をしたり、わりと身体が資本の職業。
実際に腰痛を発症してしまう同僚もたくさん居ました。
年齢を重ねるごとに、「いつまでこの仕事を続けられるんだろう」と思うようになったのです。
管理職になれば現場に出ることも少なくなりますが、そのポジションには全く惹かれるものがないのです。
現場に出て患者さんや利用者さんと接している方が自分には合っている。
そして経験を積んでいくと、良くも悪くも仕事を「こなす」ことができてしまうようになるのです。
患者さんや利用者さんを目の前にして、「こういうリハビリをしたら良い」っていうことがある程度パターン化していって。
もちろん勉強を続けなければいけないことではあるけれど、なんとかなってしまうようになる。
刺激がなくなって、どんどんやる気が失われていく。
「これでいいか」が増えていくような、無気力に近いような感情を抱くようになりました。
そして国家資格を取ったからといって、給料がそこまで良いわけでもなく。
少子高齢化の影響で需要は高いし、どこも人手不足なので転職活動に困ったことはないけれど、せっかく手に入れた国家資格でも他の仕事の方が稼げていることを知ってしまったり。
特に日本の作業療法士の給料は世界的にみても低くて、「海外だったらもっといい生活が送れるのかな」なんて考えてしまうようになって。
患者さんや利用者さんとの関りは好きだけれど、元々明確な目的と強い意志があって作業療法士になったわけでもなかったからこそ、モチベーションを維持できなくなっていたのです。
資格を取って、良くも悪くも長く作業療法士として経験を積み重ねてしまった今、これから違う職業に就くことの難しさは計り知れないだろうし、本当にやりたいことは何なのかがわからなくなってしまったのです。
英語に興味を持った
理由は特にないのですが、なぜか昔から英語を話せる人に強い憧れがありました。
海外経験もそれほど多くないし、英語環境に身を置いたこともないし、家系に英語を話せる人は居ないのに、なぜだか異文化だったり、英語でコミュニケーションをとることに興味を持つようになりました。
英語を話せるようになったら、会話ができる人の幅が広がって、また世界が広がるような気がするのです。
日本が嫌いなわけでもないけれど、勝手に海外に自由なイメージを抱いていて、時々日本で感じる窮屈さを引き合いに出して比べてしまうことも増えていきました。
学生時代は英語が苦手で、勉強も嫌い。
だけれど英語は話せるようになりたい。
そんな思いを抱いたまま、社会人になってしまったのですが、やっぱりその夢は捨てきれなくて。
全く周囲には公表していなかったのですが、2年程前から独学で英語の勉強を始めていました。
朝5時に起きて仕事までの2時間程度を英語学習にあてる。
1年程前からオンライン英会話レッスンも始めました。
ただ、こういう生活を送っていると正直に周囲に伝えると「この人は英語がペラペラなんだ!」と思われてしまうのが怖くて、Instagramで少し触れることはあっても、リアルの友人・知人に話すことはありませんでした。
日本では「英語を勉強している」=「流暢に話せる」というような、謎の方程式ができてしまっているような気がして。
みんな義務教育で習っているからある程度は単語や文章を話せるはずなのに、それは「英語を話せる」とは言えなくて、「ネイティブレベルにならないと英語を話せると言えない」というような、英語に対するハードルがすごく高くなってしまっている気がするんですよね。
漠然とした将来への不安
今年で30歳を迎えた私の周囲は、結婚をして子供も生まれた友達もたくさんいます。
結婚や家庭を持つことだけが幸せだとはもちろん思わないのだけれど、時々漠然とした将来への不安に押しつぶされそうになることがあります。
仕事柄、高齢の方と接する機会が多いのもあって、将来に希望を抱けなくなっている部分も正直あります。
病気になること、身体が自由に動かなくなること、周囲に助けてもらうことが増えること。
悪いことだけではないことはわかっていても、このまま独りで老後を迎えた時に、しっかり幸せを感じることができているのか、ふと考えてしまうことがあるのです。
身体のこと
摂食障害の経過に関しては、この十数年間の中で1番調子が良いです。
正確にはわからないのですが、もう半年以上過食嘔吐をしていません。
色々な要因があると思っているのですが、その考察についてはまた別の記事で書こうと思っています。
症状が落ち着いたこともあって、チャレンジしたいと前向きに考えられるようになったことも事実。
食事のことで頭がいっぱいだったけれど、今は食事以外のことを考える時間が圧倒的に増えて、違うところに思考を発展させることができるようになったと感じています。
今年がラストチャンス
ワーホリは国によって違うのですが、30歳までにVISAを取得しなければならない国がほとんど。
今年を逃したら、ワーホリのVISAで海外で生活することは難しくなってしまいます。
今年転職をしたばかりだったのですが、前の職場がなかなかにブラックだったこともあり、結局半年で辞める決断をしました。
本当は1年くらいは続けるつもりでいたのですが、「このラストチャンスを逃したくない」と思った結果、7月末で退職することに。
実はワーホリを決めたのは5月頃で、実際にオーストラリアに来たのが10月だったので、結構なタイトスケジュールというか、強行突破だったなと思います。笑
年齢制限があったこともあって、決断してから行動するまでが早かったです。
ちなみに8月~渡航までの2か月間はニート生活を楽しみました。
…とは言っても、最終仕上げとして英語漬けの日々を送っていたのですが。
でも久しぶりに仕事から離れて、自分の好きな時間にあてることができたとても貴重な時間になりました。
家族の支援
最初に退職することを家族に話した時は、実はすでに次の転職活動のために動いていました。
エージェントに登録して、面接の取り決めまでしていたのですが、辞退する形になったのです。
それは家族からワーホリを提案されたから。
家族も私が海外に興味があることをなんとなくは知っていたみたいで、「ワーホリなら30歳まで行けるみたいよ」と背中を押してくれたのです。
実は家族にそう言われる前にも「ワーホリ」という言葉が私の頭もよぎって少し調べてはいたのですが、金銭的な部分であったり、体調の面であったり、なんとなく踏ん切りがつかずに半ば諦めかけていたのです。
その一言があったおかげで、再度ワーホリについて調べ直して、すぐに留学エージェント探しやVISAの手配を進めて、今オーストラリアに来ることができているのです。
全てが必然だったのかもしれない
仕事に将来性を感じなくなったこと、将来への不安が募ったこと、英語の勉強をしていたこと、今年がラストチャンスだったこと。
全て、今ワーホリに行くために起こったことなのかもしれないと感じています。
特にオーストラリアに来て思うことは、英語の勉強を続けていた過去の自分を褒めてあげたいと思うこと。
オーストラリアでは語学学校にも2ヶ月程度通うのですが、独学ではあったもののレベル分けテストで中上級のクラスに入ることができました。
正直TOEICなどの英語の試験を受けたわけでもないし、英語圏に行ったこともないし、ネイティブと話したこともない。
英語の勉強はひとりで孤独に続けていました。
「朝5時に起きている」と言うと必ず「何してるの?」なんて聞かれるのですが、英語の勉強をしているとは言いたくなくて、「ゆっくり過ごしている」「本を読んでいる」なんて回答していました。
そんな感じで自分の英語のレベルがどれほどか全くわかっていないまま来てしまったのですが、たくさんの人に「英語うまいね」と褒めてくれることが多くて、それだけでも救われたような気持ちになります。
過去の自分を認めてあげられるような気持ち。
よく頑張った。
これから
特にInstagramはひとり暮らしの生活を中心に発信していたのですが、渡航前に家も退去して、私物は実家に置かせてもらっています。
と、いうことでInstagramの更新はしばらくお休みするか、生活が落ち着いたらその様子を発信するか、という形になりそうです。
Noteの方はおそらくスローペースですが、ひとり暮らしの時の様子も少しずつ発信しようかな、なんて思っています。
ひとり暮らしのうちに書きたいと思っていたことがほぼ書けていなくて、下書きに溜まりまくっているので。笑
そんな新しいスタートを切った私ですが、変わらず交流してくださると嬉しいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします🌷
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