【つの版】日本刀備忘録46:禁闕之変
ドーモ、三宅つのです。前回の続きです。
嘉吉2年(1442年)6月、43歳の細川持之は幕府の管領を辞職して出家し、8月に逝去しました。子の勝元は13歳で家督を相続しますが、後任の管領には畠山持国が就任し、幼い将軍を奉じて幕政を主導することになります。
◆室町◆
◆無頼◆
畠山持国 畠山氏は武蔵国男衾郡畠山郷(現・埼玉県深谷市畠山)を本貫地とする武家です。もと桓武平氏系秩父氏の分家でしたが、鎌倉時代初期に畠山重忠が北条氏と対立して滅ぼされたのち、足利義兼の庶長子・義