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me & my xmas vol.10


生まれてこのかた暮らしている愛する北海道と、義実家のあるニューヨーク / ブルックリンでの二拠点生活の暮らしのことなど。

ミックスカルチャーのバックグラウンドを持つ子どもたちの日本での子育てがひと段落しそうなころから、少しづつスライドするように、相棒の元保護犬と高齢親の介護サポートがはじまって、つい先日、愛犬と母、そして20年も生きて鯉みたいになった金魚までも立て続けに見送りました。

はてさて

わたしの50代後半からの再スタートの記録。
まずはロゴスの世界からこんにちは。

いよいよ北海道は冬へ。今週の天気予報では雪マークが出ています。
一気に冬タイヤに交換する人が増えそう。
雪国以外の方は、え?全員変えなくてもいいの?と思われると思うのですが、こちらでは峠越えする人や会社関係の人などを除いた街部のファミリードライバーたちは、この時期をかなり慎重かつ吟味、安全を確保しながら調整する人が意外に多いのです。これはそれぞれに理由があるようなのですが、我が家のパートナーの雪夫(雪が好きだからこう呼んでいる)の場合は、いまどきの雪はまだ積もってもすぐ溶けるのに(たしかに一理ある)新しい冬タイヤの溝が減るからイヤだというもの。わたしにしたら数日しか変わらないのに消しゴムじゃないんだから!!と車に乗りたい時に一抹の不安を抱えながらも乗れるか?乗れないか?みたいなのが嫌いな私。もうそういうの1人でやってくれよ〜!と思うのですが「ダイジョブ ダッテバ!マダ ハヤイヨ(大丈夫だってば。まだ早いよ)」のやりとりを毎年この時期に繰り返しやっている。近年は特に超高齢親のサポートなどもあるので、そこらへんは早めにしておきたい。以前に健康と節約のために手放したワタシ用の車を、日々の平安と心の健康のためにも、なんとか手に入れられないかと真剣に考えはじめている今年の晩秋の初老のわたしなのでした。


この間まで秋が座っていた椅子。もうすぐ来る冬に譲ったよう。


xmas xmas

このコーナーには国内のこと。最近のきらめき、心と身体のこと、日本ベースでの子育てのこと、気づき、わたしのおすすめなどを書いていきます。

北海道はもうとっても寒くなりました。
制服の学生さんたちは冬服になり、更にその上に冷たい風よけのために羽織りものを着てもちょうどいいかまだ少し寒いくらい。みんなマフラーや手袋をしています。

秋の収穫が満載のこの時期。
今日は、いろいろなお野菜から選べる贅沢さやらうれしさを感じながら、美味しいサツマイモが大好物の家族にと金時芋をふかします。

いまは完治しているのですが、10年くらい前にパートナーの雪男が逆流性食道炎を患ったことがきっかけで始まったセイロ生活(逆流性食道炎は胃液を刺激する油ものや酸味のあるもの等を避けるように推奨されます)。この経験からの工夫は我が家にとって瓢箪から出たコマのように恵みとなり、更に美味しい食の幅が広がりました。

この時期は特に外気の寒さから薄く曇った窓ガラスがセイロの湯気でさらに真っ白になります。寒く乾燥気味だった室内にふんわりとした暖気と湿度がセイロの木の匂いとともに立ち込めてきて包まれていくかんじで、それがお部屋に全体に広がり充満して五感からも食欲を刺激します。

鍋にお湯を沸かして、蒸し板と呼ばれる円になった金属製の板を挟んだ上にセイロを乗せて、その中に好きな食材を入れて蒸すだけの簡単で美味しいメニュー。

我が家のいちばんは、キャベツ、もやし、スライスしたカボチャやパプリカ、まるごと入れるミニトマトとオクラ、豚のしゃぶしゃぶ用肉、まるごとの粗挽きソーセージ(王道、シャウエッセンが好みです)などを蒸して、美味しいオリーブオイルとでいただくもの。オリーブオイルはパンにつけても美味しく食べられるものを選びます。

ここ数年は雪男の体調も整ったので、気分によっては、黒酢に黒胡椒をひいたものをつけだれにしたり、市販の鍋ものに使うタレだったり、薬味や油、香辛料などを使ったりもします。

これは私の心のお師匠さま、大橋歩さんのArne22号に載っていたのを我が家好みの具材にアレンジしたもの。

歩さんフードスタイリストの高橋みどりさん宅へおよばれしてご馳走になるという記事だったのですが、それがほんとに美味しいだろうなぁと写真をみながらヨダレが出てくるのがわかるほどでした。シンプルだけど、とても美味しいごちそう。(ちなみに高橋みどりさんは土鍋と陶製の蒸し器を使用していました)

ここから火がついて、長尾智子さんの本で蒸しものをいろいろと作りました。

長尾智子さんのレシピは私の好みのものが多く、また食器や調理器具もほんとうに素敵でオススメです。

かんたんで放っておいたら出来るのに、贅沢であたたかな気持ちに包まれる「せいろ生活」ぜひぜひお試しあれ。


前は大きなセイロを囲んでいたけど、最近は小さなのが好みに。



ますます

国外、アブロード的なこと。ミックスカルチャーな我が家のわたしから繋がる海外

サタデー・ナイト・ライブ / Saturday Night Live / SNL


アメリカのご長寿番組「サタデー•ナイト・ライブ」(Saturday Night Live / SNL)は言わずと知れたコメディアンにとってのスターへの登龍門的存在。

毎シーズン一部入れ替わるレギュラーメンバーたちと、毎回変わるメインホスト(ゲスト)、音楽ゲストが織りなす社会風刺も含む政治、時事ネタをもとに、よくぞ間髪入れずに作れるもんだというこのスピード感も手伝って、思わず笑いの渦に引き込まれてしまう。逆になにかあると「これはSNLでやるぞ」とか「これはSNLでどう料理されるか?」を楽しみに待つ長年のファンも多い。

先日、ガラスの天井というタイトルで「ますます」の記事をUPしたが、いよいよアメリカ大統領選挙が11月5日に迫ってきていて、更にヒートアップする両候補者の舌戦に半ば食傷気味のわたしは、むしろサタデー・ナイト・ライブでの熱さだけは逃さないようにしている。

わたしは特にカマラ・ハリスを演じるマヤ・ルドルフのファン。彼女が演じるカマラは軽快で可笑しくて最高。

マヤは女優としても素晴らしくAmazon primeの『Forever』(フォーエバー 人生の意味)がわたしは好き。SNLのスケッチで彼女が演る様々なキャラクターを見ても俳優としての奥行きの深さを感じる。

また、わたしは最近知ったのだが彼女の母親はあの有名なミニー・リパートン。名前を知らなくても『Lovin you』を聞けば思い出す人も多いのではないかと思う。

AppleTV +のシリーズで主演の「マネー 彼女が手に入れたもの」も新シーズンのスタートが待たれるところ。ますます彼女の活躍が楽しみに。



それから、これまでSNLで歴代の大統領のものまねをしてきた人たちの中で、わたし的にはジム・キャリーのジョー・バイデンが一押しだったのだけど、ここにきてダナ・カーヴィーが大躍進。本当にバイデンをよく見ているなあと思う。バイデンがよくやる何気なく鼻筋を擦るような仕草などお腹を抱えて爆笑してしまった。わたしの中の一部である大マジメ堅物ちゃんを遺憾無く発動すれば、超高齢父を持つ身としてはあんまり高齢者を笑いのネタにするようなのは実はちょっと苦手なのだが、カーヴィーのバイデンには愛を感じている。


過去に同番組に1986年から数年間、レギュラーで出演していたカーヴィー。15年間子育てに参加するために仕事を減らしていたり、2023年に自身の息子さんを亡くしていたり、それを踏まえてもなおまた人前でまた笑いを提供するというのは仕事であってもとても大変なことだったと思う。

有名であってもそうじゃなくても、みんなそれぞれの人生には見せている笑顔からは計り知れないようないろいろなことがあるんだなあとあらためて思う。

きっとわたしのことを今日この記事で知った人も冒頭の注釈や過去記事を読まなければ、わたしが続けて喪失を経験しているなんてわからないだろう。

人のことはわからない。だからこそ人と自分の境界線を越えて誰かのことを知ったように話すことの虚しさを世界のエンターテイナーの笑いに酔いしれながらお腹の奥でそれをしっかり感じ、また自分の人生に集中するのである。


先日の森。降り頻る雨の中、遠くから見たら熊に見えたキノコのような地衣類がつくった自然の産物。近くで見ても熊でした。

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