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いてふ並木


青山一丁目駅から地上に出る
明治神宮外苑の銀杏並木に寄り道するために
黄色に染まり始めている
今年は暖かすぎてどこも紅葉が遅いらしい
銀杏並木と聞くと思い出す詩がある
宮沢賢治の真空溶媒という詩
「融銅はまだ眩めかず 白いハロウも燃え立たず」
「地平線ばかり明るくなったり陰ったり 半分溶けたり澱んだり」
「しきりにさっきからゆれている おれは新しくてパリパリの 銀杏並木をくぐってゆく」
この詩の銀杏は春の青葉の銀杏だけど…
散策おわり。

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