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ぜんぶここにあるって気づくために外に出るんだよな

大切なことは
ぜんぶここにある
泣くこと笑うこと
怒ること喜ぶこと
あたりまえの気持ちは
あたりまえのものとして
そのまま今ここにある
もうどこへも行かなくても
なんにもしなくても
どこへ行っても
何をしても
ぜんぶそのままだ

さくらももこ 「ぜんぶ」 

大切なものはいつも内側にある。私もいつも思う。幸せはいつも自分の中にある。

でも、「内」の大切さに気づくために「外」に行くんだよな、と思った。友人が、海外に行ってから日本を好きになった、と言っていた。私自身も、これまで海外に行けば行くほど日本の良さが見えてきたなと思う。

海外じゃなくても同じ。旅行に行けば、家の良さがわかる。見知らぬ土地に行って、故郷の良さがわかる。実家を出て、親の有り難さがわかる、とか。

逆に言えば、行かなければわからない。「どこかに幸せがあるんだ」と信じて外に探しに行く。そして、「違うんだ、答えは自分の中にあるんだ」と自分で気づく経験が大事なんだと思う。

だから外に何かを探しに行くことは悪いことじゃない。
小中学生の頃、大好きだった「いつも何度でも」の歌詞の最後↓

海の彼方にはもう探さない
輝くものは いつもここに
わたしの中に 見つけられたから

木村 弓 「いつも何度でも」

当時も、なんとなくこの歌詞は重要なことを言っているな〜と思ってた。でも今はよく理解できる。それは日本に居場所がなくて、居場所を求めて世界中を放浪する旅に出た末に、自分の居場所は自分の中にあるんだって気づいたから。

ぜんぶここにある。これを心から理解するためには、外に探しに行くのも大事なんだよな。

どこか


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