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『海底に眠るモンゴル来襲』水中考古学の世界(文永の役750年特別展1)

今回の東京行きは、国学院大学博物館もお目当ての1つ。今年は元寇の文永の役から750年。台風で沈んだモンゴルや朝鮮の船の発掘は、水中考古学というそうで、その成果が展示されているのを見てきました。無料です。

余談ですが、国学院大学の博物館は、考古学の展示がすごくて、常設展だけでもくらくらするくらい、教科書でみた埴輪とか土器がどどーんと展示されていて、ものによってはガラスもない場所に展示されているので、超至近距離で見れます(触るのは不可!)本当にすごい。

が、今回は体力持たないので、水中考古学に集中して鑑賞。予習はこちらの動画でバッチリです。

国学院大学は、渋谷駅から歩いて15分くらい。今年は春に、一度渋谷に来ているので、東急とJR、ハチ公の位置関係もともと迷わずにすみました。
着いた、博物館!
荷物をロッカーに預けて、いざ入館!
展示はすべて撮影OK。うれしいです。
おお、これが水の中で使えるノート。細かい鉛筆書きに、カメラ、手袋。わくわくします。
管軍総把印。パスパ文字。昭和49年に地元の人から調査中に持ち込まれたものだとか。
この印で元軍を指揮できるんですね。パスパ文字、かっこいい。
水中から引き上げられた壺。貝がいっぱい。
褐釉陶器壺。地元では元寇壺と呼ばれているとか。
教科書で見た元寇の絵巻の火薬。実物っ!
水中から引き上げた兜や矢の束。なんか、すごい……
発掘された船の一部とかから、復元するとこんな感じだったらしいです。
いろんな発掘品とその復元品。
水の中から引き上げたら朽ちてしまうので、保存処理が大変。なので、発掘調査しても、多くはもとの水中の泥の下に埋めてあるのだとか。
保存処理にも展示にも、場所、建物、人件費、維持費などなどお金がかかります。
水中の様子を再現。こんなのをダイビング調査するなんて、途方もない苦労です

数ページのパンフレットは無料配布。PDFで、こちらのサイトからダウンロードできます。

せっかく来たので、記念に図録を購入。お手頃価格がうれしいです。

興味ある方は、こちらの本もぜひ。

今年は、モンゴルと日本の文化交流樹立50周年ということもあって、各地でいろんな行事が行われているようです。楽しいし、かっこいい!


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