既定路線でなくても、道はある。映画『はじまりのうた』アメリカ、2013年。
あちこちで評判が良さそうなので、見てみたかった映画。
評判通り、おもしろかった。そして、楽しかった。
恋人に裏切られたシンガー・ソングライターと、失業して家族にも見放されたプロデューサーが偶然出会って、二人で音楽をつくり、再出発する物語。
音楽や映画が楽しくて、素敵で、人と人とをつなげてくれるものだっていうのを再確認できるような。そして、夢は既定路線じゃなくても実現できるよっていう、未来ある若者への応援歌。人生は失敗しても、またチャレンジできるよっていう、大人へのファンタジーでもあり。
主人公を演じるキーラ・ナイトレイとマークのカップル、キーラを見出すアダムとの出会いがとても上手く構成されていて、自然なのにおしゃれ。街をスタジオにして録音するアイデアに、心おどります。
主演のキーラの名前はどこかで聞いたと思ったら、映画『イミテーション・ゲーム』に出てた人だった。雰囲気が全然違うので映画を見ているうちはわからなくて、今、ネットでチェックして知りました。
逆に、へイリー・スタインフェルドは『ピッチ・パーフェクト2』に出てた新入生の女の子。娘と二人ですぐわかった。
この作品が素敵だったので、この監督さんの別の映画も見てみたい。
邦題:はじまりのうた(原題:Begin Again)
監督: ジョン・カーニー
主演:キーラ・ナイトレイ、 マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーンほか
製作:アメリカ(2013年)105分