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夕遊の本棚

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ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。
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2021年3月の記事一覧

失われた記憶のねじれ。『村上春樹のなかの中国』藤井省三

村上春樹さんは国内外で人気ですが、私は高校時代に『中国行きのスローボート』で挫折して以降…

夕遊
3年前
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公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる。『帝国軍人』戸高一成、大木毅

『独ソ戦』がベストセラーになった大木毅さん。ドイツ軍事史の専門家だと思っていたけど、若い…

夕遊
3年前
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自分のルーツを探す旅。『美麗島まで』与那原恵

石垣島には、娘が小さい頃2年連続で出かけました。夫が自転車レースにはまっていた頃のことで…

夕遊
3年前
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イギリス小説と映画から読む「階級」。『不機嫌なメアリー・ポピンズ』新井潤美

「○○から読む映画」、もしくは、「○○から読むイギリス」(アメリカ、日本...etc.)ってい…

夕遊
3年前
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歴史ミステリーは実話が最高に闇深い。『真夜中の北京』ポール・フレンチ

舞台は1937年の中国。日中戦争開始直前の北京の雰囲気がよくわかる本です。前に読んだ『上…

夕遊
3年前
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20世紀最大の稀覯本盗難事件。『古書泥棒という職業の男たち』トラヴィス・マクデー…

稀覯本とは、珍しかったり貴重だったりする本のこと。本書は、アメリカの1920年代から30…

夕遊
3年前
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おいしいってなんだろう?『人間は脳で食べている』伏木亨

とっても興味をそそられるタイトルの本。いくつものトピックがほどよい文章でまとまっていて、その1つ1つが面白いです。でも、この本をまとめて何がいえるか、というとなかなか全体像がイメージしにくい。それは、著者の伏木先生も書いているように、おいしさに関わる脳の情報処理のメカニズムは、未だよくわからないことが多いからなのかも。 ともあれ、内容がおもしろかったことは間違いないです。例えば、甘味と旨味を感知する受容体は、人間に1種類づつしかないけど、苦味や酸味に対しては30種類もあると

上海を旅した日本人のエピソード。『上海狂想曲』高崎隆治

かつて、日本人にとって一番近いヨーロッパだった上海。そこには、イギリスやフランスの租界が…

夕遊
3年前
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