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夕遊の本棚

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ひと仕事終わって、おいしい珈琲や紅茶を片手に読みたい本。仕事で読む本。とにかく、たくさん読みたい、楽しみたい私の本棚をご紹介します。
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2020年11月の記事一覧

こんな旅行をしてみたい。『英国一家、日本を食べる』マイケル・ブース

 フードジャーナリストでトラベルジャーナリストという、ものすごくうらやましい職業のマイケ…

夕遊
4年前
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シャープを買収した鴻海の社長はこんな人。『野心 郭台銘伝』安田峰俊

 台湾的でもあり、中華的でもある経営者・郭台銘(テリー・ゴウ)の評伝。シャープの買収で鴻…

夕遊
4年前
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地べたから見た英国EU離脱。『労働者たちの反乱』ブレイディみかこ

私は、ブレイディみかこさんの文章と観察力のファン。なので、出来る限り新著は読むようにして…

夕遊
4年前
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家族だからできること、家族にしかできないこと。『我が家のヒミツ』奥田英朗

偶然見た紹介が素敵だったので、手に取りました。奥田英朗さんといえば、『イン・ザ・プール』…

夕遊
4年前
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人生、やり切った感ありすぎ。『まるごとインドな男と結婚したら』鈴木成子

タイトルからすると、今風の若くて強い女性が、インド人の彼と結婚してドタバタ、でもほんわか…

夕遊
4年前
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原案だけど、原作ではない。『ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち』マーゴット…

映画がすごくおもしろかった『ドリーム』。原作をわりと改変して、だいぶエンタメに作られてい…

夕遊
4年前
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理想はいつだって煌めいて、敗北はどこか懐かしい。『100才の台湾人革命家、史明自伝』

クーリエ・ジャポンの一部公開の記事を見て、即購入しました。ものすごくおもしろい、波乱万丈な台湾人の評伝です。  ちょうど、そのとき調べていたアモイに関する証言もあったので、本で読めば、もっと詳しくわかるかと思ったのですが、それ以外の部分もおもしろいのなんの。ページをめくり始めたら、とまらない状態。ただ、肝心の私の知りたい部分は本文からの抜粋ではなく、特別インタビューの部分だったんですね。やられた…! 急いで購入した甲斐がなかったのはとっても残念ですが、それでも一気に読ませ