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【日々成長】私的成功の原則・社会と折り合いをつけながら反応する心を棄てる方法

コンディション整えたくて、週の始まりからゆっくりコツコツ歩いてます。最近は友達も歩くことに興味を持ち始めてくれてます。みんな健康になるといいなぁなんて思っております。
ここでは、真面目で、心が疲れがちの人向けに、日々の読書と実践から思いついた人生が生きやすくなるヒントを書いていきます。

■ただ眺める練習
『7つの習慣』の第1の習慣に「主体的であれ」と書かれているのですが、ではどうやってと考えていたときに『行動瞑想』に書いてあることがヒントになる気がしました「主体的」の反対は何かと言うとそれは「反応的」です。反応的と言うのはあらゆる種類の環境に左右されてしまう状態。嫌なニュースを見れば気分がイラつき、仕事がうまく進まないとまたイラつく。友達の否定的な意見や、恋人の身勝手な行動にイラつく。それこそ、あちらこちらに溢れてると思います。

何か悪いことがあったら、嫌な気持ちになる。「それって普通のことじゃないの?」、とも思えます。でも反応するだけとは受け身であるということだったりします。それはいつしか他責思考になります。

ただ、ここで即座にポジティブ思考でいこうというのも、無理があります。それじゃあ主体的でいるためにはどうすればいいのでしょうか。わたしが思うに主体的になるためには、まず出来事を受け止めて、いったん眺めることが必要だと感じます。そのあとで、ゆっくりと主体的な選択を取る。そういう心のステップが必要です。


■反応する心を棄てる方法
「いやいや、ただちに対応しないと」と思う人もいるでしょうし、ぼくも若い頃は仕事をバリバリしなくちゃと思い込んでました。解決策をただちに考えるということを自分で決めて実行していました。でも、これどこまで持続可能なのでしょうか。タスクは次から次へと生まれます。心は一生休まりません。いまなら、そんな状況がおかしいのでは、と思えますが、結局そんな焦ってる状況が続いていくうちに、心が疲れ果ててしまいました。

ではどうすればよかったのか。「これは即対応が難しいのでお時間ください」と言うべきでした。『行動瞑想』に「反応する心を棄てる」というのがあります。どういうことかというと、心を騒がせないことです。即断即決なんて言葉に翻弄されなくていい。おっとりしている性格ならそれを恥じなくていい。そんなふうに自分で自分のことを思うようにしました。
そんなことこれまでの人生で誰にも言われたことがありません。メールは即返信みたいな格言におびえて生きてきました。でも、無理なものは無理です。

対応できるなくて焦ってしまう。そんな自分をやめましょう。反応しなくなる心を身につける方法があります。仕事からいったん離れたところで、ぼーっとする時間をとることです。朝散歩したときにベンチでぼーっとする。夕日をぼーっと眺める。海に行って波をぼーっと眺める。できるだけ外に出るのが効果的です。街中より自然のある場所が良いです。
何も考えない。目の前の現象と一緒に過ごしてぼーっとしてるだけでいい。これを「観照」といいます。頭をぼーっとして、判断せず何も考えないで見ているだけという状態です。


■自分をよりよいものにする「デフォルトモード・ネットワーク」
最近、脳科学では、ぼーっとしている状態も脳にとっては重要であるという研究があります。これを「デフォルトモード・ネットワーク」状態と言います。脳はぼーっとしているときも活発な働きをしている。何をしているかというと「自分のこれからをよりよいものにするための準備」を整えています。無駄なことに見えてたことは無駄ではなかったのです。
このデフォルトモード・ネットワークについては『アウトプット大全』にもう少し詳しく書かれています。とても読みやすかったです。


■自分のダメを受け入れる
僕は小さい頃ぼーっとしてる子供でした。いまは歳を重ねてぼーっとしてるおじさんです。考えることに疲れたというのもあります。
バリバリ働くことに疲れ果て、数年前に仕事を長期休みました。自分が病気であることを受け入れる。これは非常に難しかったです。まずカッコ悪い。それに病気を認めたら、自分はもう普通じゃないと感じる。今後の評価も影響するでしょう。
それに受け入れるって、そもそも何をすれば良いのかわからなかった。それで何かが解決するイメージも湧かなかったから。でも、いま思えば、誰も特別に意識して見てもいなかったと思います。気にしてたのは自分だけでした。


■余白のあるのが幸福な生き方
これは僕なりの結論。
反応する心を棄てて楽になりたい。だからそうやって生きる。とはいえ、社会生活を送っている限り、あらゆる煩わしいことに反応しないわけにもいかない。労苦の数々は免除されない。ある程度のところで折り合いをつけなければいけない。
ただ、心に余白があればあるほど余裕が生まれるのではないか。タスクは自分のペースで1つずつ片づける。ときどき体調を崩すことはある。そしたら上手にサボる。僕は機械じゃない。というか機械だって壊れることがある。
不完全であることをどんどん認めていく。そうしていくうちに感情に揺さぶられて不幸を感じなくてすむ機会が増えます。
必要以上に焦る必要も苛立つ必要もないのです。


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