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「今を生きる」ってどういうこと?

1.実は今しか存在しない

昔から覚者たちが、そろいもそろって「今に生きよ!」と言ってきた

今って、今今今、、、、と続く時間を生きることではない

今この瞬間とは、時間のない今、永遠の今

時間がずっと続く永遠に、というのは永遠ではない

そもそも時間があるということは、時間の始まりと終わりがあり、時間が永遠に続くというのはただの想像であり、実際にはありえない

時間がある限り、永遠ではない

永遠とは時間のないこと

つまり時間のないだけがある

ん?それってどういうこと?

だって「今にいる」って言ったって次の瞬間にはもうから移っているじゃない

確かに、今から次の今に、さらに次の次の今に、となる

ということは、永遠に今じゃん

どこまで行っても今

いや過去があったろう

その過去ってどこにあるの?

頭の中の記憶でしょ

そして、記憶から思い出しているその瞬間もでしょ

ということは実は今以外無いってことでは?

どんな瞬間も今でなかったことなど一度もない

2.思考感情がジャマする

じゃあ生きてるということは

今この瞬間にしか生きられないんだから、何にせよみんな今この瞬間に生きてるじゃん!

その通り!

じゃなぜ、覚者たちは、「今に生きよ!」なんて当たり前のこと言うんだよ

人間だれしも今に生きているのに気づけないから

どうして?

じゃあ、今あなたは何してる?

この文章よんでる

それだけ?

読みながら、あーでもない、こーでもない、って考えていない?

そういえば、これどういう意味かしら?とか

よくわかんねいなあ、とか考えている

でしょ

その考えてるって時間がたってるよね

いつのまに、考えに意識がいって、気づけば、読むことを忘れてるってこともある

つまり、読んでいることに熱中しているときは時間を忘れてる


つまり時間は無いけど、読んでることから考えに意識がいくと、時間にもどる

読書をすれば時間がたっているのは当然だけど、読書に熱中しているときは、時間を忘れてる

それが時間のない今ってこと

なにかに熱中して時間を忘れているとき、あるいは、何もしていなくても、考えが出てこないで、ただ今この瞬間を体の感覚と共に生きている時

まさに今に在る状態

頭で過去のことを思ったり、未来の心配ゴトで頭がいっぱいになり、今やっていることを忘れてしまっている状態

そんな時が今にいない状態

今やっていることに集中して、あるいは、なにもせずとも無心でいるとき、

今に在るときは、なんの心配不安などない

その状態こそが、幸せ感にみたされた人間本来の姿

動物でも例えば、草を食む牛や馬が食べながら、今日は何曜日で、明日は乳しぼりの日だとか考えて、たぶん草がまずくなることがないように

人間も余計な思考感情が頭から出てこず、頭がいつもスッキリしていれば、今やっていることを楽しみ

たとえそれが嫌なことでも、嫌がる気持ちが沸いてこなければ、ただそれを淡々とやるだけなのである

3.思考感情から自由になる

じゃあ、どうすれば頭を空っぽにできるの?

まず一番簡単なのは、考えがやってきたと気づいたら、深呼吸する

できればゆったりと腹に吸い込みゆったりと吐く

とにかく嫌な思いや感情が出たら、ゆったりと呼吸する

もう一つは、思考感情がでたら「予定通り」だねと言ったり認識してみる

時間のない魂レベルでは、全ての現実がたたまれているように同時存在しており

映画のフィルムのようにすでにストーリーは完結していて、すべての現実は予定通りに起きそれを体験しているだけ

なので予定通り、といって受け入れると思考感情は満足しておとなしくなる

それを、ヤバい消さなきゃ、とか無下に押さえつけようとすると抵抗して余計出てこようとする

なのでシナリオ通り予定通りと認め、受け流すのが一番

それでもしつこく出てくるようなら、自分の内面、潜在意識に向かって癒しの言葉(今までスルーしてきて)「ゴメンナサイ」「愛してます」あるいは(出てくれて)「ありがとう」など自分がしっくりくる言葉を唱え続けるのもよい

ネガティブな思考感情が出てくるのは、いままでその感情に向き合わずスルーしてきたため、潜在意識にたまってしまったからである

なので表面に出てきてくれたことに感謝し、その感情を味わってあげるとよい

嫌な思考感情もちゃんと認めてあげて存在価値を与えて上げれば、満足して出てこなくなるのである



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