出会えてよかった本
引き続き「今を書き残す」第二弾です!
(今を書き残すのコンセプトはこちら:https://note.mu/xiao_2878/n/n54c1f5c5e5a1)
今回は「大学時代に読んでおいてよかったと思う本」を書いていきたいと思います。
紹介する本は二冊!
「21世紀の資本」と「FACTFULNESS」です!
まず簡単な本の内容を紹介したいと思います。
〇「21世紀の資本」
フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏の書籍になります。
この本は過去150年くらいの富の動きに関しての研究結果をまとめたもので、2014年に大ヒットしました。
「r>g」(r:資本収益率、g:経済成長率)という不等式が成り立つ場合、格差が拡大するということを明らかにしました。要は、お金に関して資本からの収入が経済成長による収入増加をよりも大きいと、今持っている人がより多くの金を得ることができ、格差が拡大するということです。
その状況に対して、世界的な累進課税を提言しています。
〇「FACTFULNESS」
最近話題の「FACTFULNESS」!
著者は世界で人気のTEDトークも行うハンス・ロスリングです。
この本は私たちが誤って認識している世界の姿と、世界の真実の認識を歪ませてしまう10個の本能についてデータ(FACT)をもとに説明してくれています。
私たちは、様々な本能によって「世界は着実によくなっている」ことを認識できていないことを明らかにしています。
二つの本の簡単な紹介をしましたが、なぜ特にこの二冊を読んでよかったと感じているのか。
それはどちらの本も「データから世界の真実の姿を見せてくれている本」だからです。これまでの自分の当たり前をリセットさせてくれる本でした。
この二冊を読むと、今自分が持っている価値観の前提が真実なのかどうかを疑う必要があることに気づけます。
本を読むことで自分の価値観の根本を見つめ直させてくれる本であり、学生の間に読んでよかったと心から思える二冊だったと思います。
もちろん現地に行って実際に見る、体験することにはかなわないかもしれません。
しかし、本も世界を見せてくれる一つのツールであるということがよくわかる本でした。
ぜひ読んでみてください!