
『等価交換』が大原則 お金を払う側が偉い訳ではない
昔、人はモノが欲しければ物々交換をしていた。
それがやがて、交換手段として貨幣を用いるようになった。
この取引の基本ルールは現代も変わらない。
提供してほしいモノやサービスに応じて、適切な対価を払う。
この”等価交換”が取引の大原則だと思うのだが、世の中を見渡すと、その大原則を忘れてしまっている人間があまりにも多いように感じる。
お金を払う方が偉いと勘違いしている人間
お客様は神様と言って自分を安売りする人間
無償のサービスを要求する人間
個人に限らず、企業や官公庁までもがそういう態度でいることが珍しくない。
こんなのおかしくないか…?
”等価交換”なのだからお金を払う側が偉いわけではない。
そもそも、売り手がいなければ買い手は欲求を満たせないのだ。
客を神だと思うのは自由だが、同様に人それぞれ信仰は自由だ。
他人に強要するのは違うだろう。
サービスという言葉に『無償』と言う意味はない。
無償でサービスを要求するのは物乞いじゃないか?
僕は別に、安さを求めることが悪いことだと言いたいわけではない。
希望する価格を提示することは、その商品やサービスに対する価値感の提示だから、好きにすればいいと思う。
ただし、買い手が価値観(値段)を提示すれば、同様に売り手も価値観を示す。
希望通り値引きしてもらえることもあれば、そうならないこともある。
そこは互いの価値観が違うのだから当然だし、尊重しなければならないと思うのだ。
それなのに、自分の希望が受け入れられなかったからと言って、不服な態度を取る人間がいるが、それはあまりにも自己中心的で非常識な行いであることを自覚し、改めた方がいい。
そうやって自分の価値を貶める人間が、人並みの価値を得られるはずがないからだ。
だって、世の中は”等価交換”なのだから。
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