モチベーションと習慣化
「モチベーションが続かない。」
そんなことを言っている人がよく見られる。果たしてモチベーションは
物事を進める上で必要なのか。
モチベーションの特性
一時的な性質: 新しい目標や刺激を受けたときに高まりますが、時間とともに減少することが多いです。
感情に依存: 気分やストレスレベルによって影響を受けやすいです。
行動の起点: 新しい習慣を始めるきっかけとして重要な役割を果たします。
特に皆が言っているモチベーションとは一つ目の性質のことだろう。
これは最初に刺激を受けた後から波はあれど徐々に目減りしていくもの。
そして最後には跡形もなく消えていく。
そしてその消えていく過程で日々の気分やストレスで感情の変化が訪れ、
モチベーションという線に波形が生まれる。
しかし、モチベーションには行動の起点となる良い性質もある。
これをうまく使い継続し、習慣化することで何かしらの結果が
付随してくる。
しかし、自分も含めて大半の人は目減りするモチベーションを繰り返すだけで、何も生み出さない死人に違いない。
ただ消費して明日に期待するただの死人。
「生の短さについて/カネカ」によると
「死人のように生きているよりも死んだ方がマシ」というフレーズがある。
この本は一貫して「人生は思ったよりも短いよ」とメッセージを
残している。
話はずれたが、モチベーションという感情だけに依存していては
物事を生み出す側「生産者」にはなれない。
何においても思い通りの結果は付随しない。
そのために「習慣化」は必要となってくる。
習慣化の重要性について
自動化された行動: 習慣は意識的な努力なしに行動を継続することを可能にします。
安定した結果: モチベーションの変動に関係なく、一定の行動を維持できます。
長期的な成功: 小さな習慣の積み重ねが大きな成果につながります。
上記を見てもらえるとわかると思うが、習慣化は非常に重要。
そして、感情や外部の刺激といった内的/外的要因に影響を受けないのが
理想であると考える。
なぜなら、変化はないが一次関数的に積み上げていくことが再現性があり、確実に目標に届きうる方法だからである。
モチベーションに依存する一発逆転ホームランは存在しない。淡々とヒット
や送りバント、盗塁を繰り返して点数を稼ぐのみ。
では、習慣化はいかにしてなし得るか。
習慣を形成するためのステップ
具体的な目標設定: 明確で達成可能な目標を設定します。
小さな行動から始める: 大きな目標を小さなステップに分解します。
一定のタイミングと場所を決める: 行動を習慣化しやすくするために、毎日同じ時間と場所で行います。
進捗を記録する: 日記やアプリを使って、自分の進捗状況を可視化します。
報酬と自己評価: 目標を達成したときに自分にご褒美を与え、達成感を味わいます。
一般的に習慣化のステップは上記のようなものがあるが、
はっきりいってめんどくさい。
個人的に推奨するのは
ステップ1のみを決めて、絶対に毎日行うルールを崩さないこと。
これだけを徹底することで自然とやるべきことが見えてきて、
習慣化できる。
今からできる新しい習慣化は朝起きて掛け布団を綺麗にすること。
これだけでいい。これさえも継続してできない人がいるはず。
簡単だけど一つの物事を主観化できたという事実が次のステップにつながる。
まずは、「隗より始めよ」である。